𝕒𝕜𝕠𝕞𝕜𝕠
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角名
宮治
𝕒𝕜𝕠𝕞𝕜𝕠
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放課後
治と、二人の教室
心臓の音が聞こえるんじゃないか ってぐらいに バクバク言っていて
胸が、苦しくなる
宮治
角名
宮治
角名
角名
そんな俺の気持ちなんか知らない 治は気にせず 話し掛けて来る
空いた窓から入り込んでくる 風に揺られたカーテンは まるで花嫁のように 治の顔に被さって、 ウエディングベールみたいに 綺麗だった
治を好きになってしまったこと 後悔しても遅いのに 綺麗って思うのは辞められなくて
宮治
角名
宮治
角名
嬉しい、のはある
でも 俺の気持ちがバレないか 不安もある。 気持ち悪いって、拒絶されたら? 今の関係すら無くなってしまったら? きっと、立ち直れなくなる
スポーツマンだからか 諦めも悪くて
何で そんなに 綺麗な顔してんだよ
宮治
角名
宮治
角名
宮治
角名
花火なんか 見れる訳ないのに
"好きな子" じゃなくて俺と行くって言った 治が好きだったから 花火より、治を見ちゃうのに ほんとずるい奴
気付けばあっという間に 夏休みも終わりに近付いた。
部活ばかりで 正直楽しかった、とは言えない かもしれないけど 今日が、あるから。
待ち合わせ場所で 待っていると治が硬い表情 で近付いてくる
角名
宮治
宮治
こっちの顔も見ずに 俺の手を引いて歩き出す 「食べないの?」 なんて聞けるような空気じゃなかった
話さない治って ちょっと、怖いんだ
角名
宮治
角名
宮治
角名
宮治
宮治
腕時計の時間を
確認すると 花火の時間まで後20分と表示 されていた
俺が腕時計を見たのを見た治は 俺の手に指を絡めて 花火が打ち上がる方向へと 向かって行く。 顔が熱いのが分かる 手を、繋いでいる 叶わぬ恋だと諦めていたのに 期待しちゃうじゃんか
歩幅が大きくて 人がいっぱい居て 離れ離れになりそうな時も ぎゅっと握る手の力を 強めれば、治もぎゅっと握る 背中が大きく見えた 俺の方が背が高いのに ほんと、好き
角名
宮治
角名
角名
宮治
宮治
角名
宮治
角名
何処か早口で焦りながらも真剣な 治の声 試合の時みたいに
顔、見たいな ずっと人混みの中で 後ろ姿しか見ていない
質問は有耶無耶に濁されたし
なんか、嬉しいのと 寂しいのと 俺でよかったのかななんて後悔が 頭の中でぐるぐる回ってて なんか、泣きそ‥
宮治
宮治
角名
角名
宮治
角名
宮治
角名
ガヤガヤ
宮治
宮治
ぎゅ
角名
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人混みに呑まれかけた俺は 治に抱き寄せられた
ふわりと外の空気の匂いに 治のどこか侑とはちょっと違う 匂いが鼻に入り込む
恥ずかしくて目を逸らすと 道の外に出ていた 連れてきてくれたんだ
角名
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宮治
角名
角名
角名
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宮治
角名
宮治
角名
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宮治
角名
宮治
宮治
角名
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宮治
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宮治
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宮治
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宮治
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宮治
角名
宮治
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バーン!!!! 花火の上がる音と共に 綺麗な花火が上がる
角名
宮治
角名
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治の横顔が。 花火に照らされてよく見える
贅沢だ 治の事が好きな子だって 沢山居るのに 友達だから 部活が一緒だから 同性だから って理由だけで夏祭りに 来れてる なんて、幸せ者なんだろう
虚しくなってくるよ
角名
宮治
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聞こえる筈もない「好き」 は花火のおかげで更に抹消された
ここで怖がらず告白の 1つや2つ出来たら楽なのかな
治の事 やっぱ大好き
諦め、たくない 叶わぬ恋だって決まった訳じゃない ‥分からないけど
あー、嫌だ 花火よ、どうか 夏祭りよどうか 終わらないでくれ__
𝕒𝕜𝕠𝕞𝕜𝕠
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コメント
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すき