舞視点
昔の記憶
中学生の頃
舞(まい)
友達
友達
舞(まい)
友達
友達
舞(まい)
舞(まい)
舞(まい)
舞(まい)
友達
舞(まい)
舞(まい)
友達
友達
友達
舞(まい)
ずっと友達だと思ってた
なのに
友達じゃなかった
友達って何だろう、
屋上に響く 笑い声
怖い…辛い
今日も疲れた
そう思って家に帰ると
暖かい家庭
だけど親は夜遅くまで帰ってこない
帰ってくる頃にはもう寝てる
朝も仕事に行くのは早い
休みの日も会えないことが多い
親は好きだ
けど
あまり喋ったことがない
喋りたいんだけど
時間が合わない
優しい
お父さんお母さん
話したいよ
顔を見たいよ
いじめられることも 報告できず
ずっとあの日々が続いた
体は傷だらけ
親はそれに気づかない
いや、気づけない
それはどうしようもないこと
このままやっていけるのかな
舞(まい)
受験は1回で受かった
頭はいい方だった
正直 受験は受けるか迷っていた
いじめられることが怖くて
トラウマになっていた
舞(まい)
いざ 学校に行くと
昔みたいな
幸せな風景だった
幸せそうだな…
そう思っていた
私は数日で友達ができた
みんな同じような悩みを持ってた
支え合う
助け合う
お互いの気持ちを分かり合えてる
だからこそ
仲良くなれたし
分かり合える
少し経ったら
転校生が来た
転校生ともすぐ仲良くなれた
だけど 1つ 驚いたことがあった
それは
その子も同じだったってこと
この4人は
ずっと同じ悩みを抱えて
ずっと生きている
きっとこのまま
いや、絶対
この4人で幸せになる
幸せにさせる、
少し前
4人で出かけに行った
転校生の子は
最後
一人で写真を撮ってた
カメラに映ったのは
綺麗な空 の風景
楽しそうだったので
そっとしておくことにした
すると
桜は転校生の子の手を引っ張って
4人の写真を撮った
驚いた
その子はすぐ泣いてしまった
嬉しかったのだろう
もう私は
涙を見せないと決めた
正直 その時私は
泣きそうになっていた
きっとあの子と同じ気持ちだったんだ
涙をグッとこらえ
転校生の子に寄り添った
きっと
これで良かったんだ
「これが幸せか、」
この時 幸せを
改めて感じた
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