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夏休みが終わった次の日のこと
私と愛佳は職員室へと呼ばれた
桜木 愛佳
椎名 咲
顧問
顧問
椎名 咲
私と愛佳があのアンダー18の日本代表選考会参加候補として選ばれたのだ
女子生徒
桜木 愛佳
椎名 咲
女子生徒
女子生徒
桜木 愛佳
桜木 愛佳
女子生徒
喜ぶこと
そのはずだけど
私は 素直に喜べないでいる
椎名 咲
椎名 咲
おこぼれで選抜したみたいなものじゃないの…?
バッテリーは夫婦と例えられる程セットで行動することが多い
お互いを信用してサインを出して納得すれば頷く、今無理ならば首を振る、そして新しい提案を出す
他のポジションと比べてこの2つのポジションの縁は深く、切れないものなのだ
椎名 咲
悔しい
甘木 紗彩
長崎 優芽
最近、よくお話をする先輩
紗彩先輩がおもむろに私に話しかけた
甘木 紗彩
甘木 紗彩
長崎 優芽
長崎 優芽
美術室に来る前に
2年生の階が異様に盛り上がっていた
特に気にしてはいなかったが今理由が分かった
長崎 優芽
長崎 優芽
窓からソフトボール部の様子を見るといつも通り先輩はピッチングを受けていた
長崎 優芽
甘木 紗彩
長崎 優芽
長崎 優芽
甘木 紗彩
甘木 紗彩
長崎 優芽
甘木 紗彩
長崎 優芽
甘木 紗彩
長崎 優芽
早めに美術部の活動は終了する
そして終わればソフト部が見える所まで行ってスケッチブックを開く
私の視線の先はもちろん先輩
長崎 優芽
いつもと同じく面を付けているから顔は見えないけど
時々汗を拭うその顔がカッコイイ
長崎 優芽
だけど、今日はなんだか様子がおかしい気がする
水分補給をする先輩の顔は少し元気がなさそうな気がした
椎名 咲
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
椎名 咲
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
椎名 咲
長崎 優芽
いつも通りって感じだけど、少しやっぱり元気が無さそうな感じがする
椎名 咲
長崎 優芽
椎名 咲
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
長崎 優芽
言うつもりは無かった言葉が口から出てしまう
椎名 咲
咄嗟に口を手で抑える
椎名 咲
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
長崎 優芽
缶ジュースを開けてベンチに腰掛ける
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
先輩は茜色に染まる空を見上げた
椎名 咲
椎名 咲
長崎 優芽
椎名 咲
長崎 優芽
椎名 咲
椎名 咲
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
椎名 咲
椎名 咲
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
椎名 咲
椎名 咲
椎名 咲
長崎 優芽
そんな事を言う先輩は何かを諦めたような
そんな顔をしていた
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
彼女は私の名前を大きく呼ぶとカバンからスケッチブックを取り出した
長崎 優芽
椎名 咲
グイッと私にそれを押し付けて受け取る
椎名 咲
ペラっと捲ると私であろう人物が描かれていた
何枚も、何枚も
椎名 咲
私の何気ない行動
全てが描かれている
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
彼女は私の右手を掴んだ
椎名 咲
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
握られた手は私より小さくて温かくて
だけど
ペンだこが出来てる努力の手をしていた
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
そういえば、この前言ってた
大学はイラストを学べる所に行けるように相談するって
良かった、成功したんだ
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
彼女に言われて気づいた
私がボロボロと涙を流していたことを
椎名 咲
落ちる涙を見て自分で驚いた
泣くなんて、今までこんな事なかったのに
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
椎名 咲
私は、誰かに「見て欲しかった」
親はあまりソフトボールに関心が無かったし
好き勝手やらせてくれていた
私も特に気にしてなかったから
兄だけが応援に来てくれるだけでも良かった
この子が、見に来るまでは
椎名 咲
この気持ちが「恋」なのかはまだ分からないけど
この子が試合を見に来てくれるのは、ちょっと嬉しい
椎名 咲
長崎 優芽
2文字の言葉をいつか自覚する日が来るのだろうか
そして、それを誰かに伝える日が来るのだろうか
それを伝えるのは
誰なんだろうか
椎名 咲
椎名 咲
長崎 優芽
長崎 優芽
椎名 咲
椎名 咲