れむが目を覚ました時、時計の針は朝の6時を指していた。
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小さく呟きながら、古いベッドから体を起こす。 隣の布団では、弟のかなめが寝息を立てていた、 アルケーは居間のソファで眠っているはず、 自室なんてものは最初からない。 両親が自分たちの部屋を手放す気なんて、あるはずがないから。
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リビングに行くことは憂鬱なこと。 どうせ親にまた何か言われる気しかしないから、
リビングに行くと”いつも通り”親の怒鳴り声が聞こえた
父親
母親
いつも通りの朝だった__
でもれむはもう慣れっこだった いや、もう慣れるしかなかった。
朝食のパンを半分だけかじって、 れむは制服に袖を通す。 学園の校章がついたジャケットは、もう少しで袖が足りなくなる。 それでも、新しいものを買ってほしいとは言わない。 言っても、返ってくるのは罵声だけだから、
.remu
返事なんて帰ってくるわけないのにね。
.shino
校門前で、元気な声が聞こえた。 振り向くと、そこにはしのがいた
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淡い紫色な髪、スタイリッシュな体、 誰よりも明るい笑顔で まっすぐこっちに走ってくる。
.shino
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.shino
.remu
.shino
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ふふっと笑って、しのはれむの手を取った、
.shino
.shino
.remu
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.shino
.shino
.remu
.shino
.remu
.shino
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からかうように笑って歩幅を合わせてくるしの、 その隣でれむはふと思った、
この時間だけは大切にしたい__。
って、でも いずれ壊れることになるということなんて知らずにね....
コメント
4件
最後で一気に不穏、、続き楽しみすぎる!!