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ハオ
君も一緒何だろう?
ハオ
誰からも期待されず、それどころか気味悪がられる。
ハオ
僕はありのままの自分が好きだ。
ハオ
だから、自分自身を受け入れてくれない…理解してくれない人間は…
ハオ
殺してやる
ハオ
だからさ！友に行こう!
ハオ
僕らならきっと分かち合える！
…そうだ
僕らなら…
きっと…
るくあ
それは分からない
るくあ
確かに私は一人だった。
るくあ
でもそれは『昔』の話。
るくあ
貴方は何がしたいの…？
るくあ
何があったの…？
産まれてから僕は期待されていた。
代々伝わる
刃物に魔力を込め扱い戦う家系
そんな物騒な家系…。
でも僕は…
刃物を上手く扱えない。
何なら養子として迎えられた『ルナ』の方が扱いが上手かった。
叔母
ルナ！
叔母
貴方は凄いわね！
叔母
もうこんなにも扱い慣れているなんて…！
叔母
…それに比べ
お母さん
お姉ちゃん
叔母
…
叔母
何でもないわ。頑張るのよ！ルナ!
叔母
″期待しているわ″
ハオ
…
叔母からも呆れられ、ルナは期待されていた
ハオ
お母さん…
お母さん
なあに？ハオ。
ハオ
…何で僕は刃物の扱いが下手なの…？
お母さん
ハオはとても上手よ
ハオ
…でも、みんな下手だって
お母さん
みんなは貴方の才能に気がついていないだけ。貴方はとても才能があるわよ
お母さん
…でもね
お母さん
その右目は絶対に見せちゃだめ
ハオ
…何で昔から駄目なの？
お母さん
…それは
お母さん
″お父さんと同じ″だからよ
お父さんは凄い才能があり、大活躍していたらしい。それでみんなからも尊敬されていたらしい。でも、僕が生まれた瞬間に急に倒れて亡くなってしまったらしい。
お母さん
…いつか、貴方に愛する人が出来て、子供が生まれる前に子供に見せなさい。
お母さん
でも、その時までは駄目なのよ。絶対にね。
ハオ
…分かった
ルナ
ハオー!
ルナ
練習しよう！
ハオ
…うn
叔母
ルナ!
叔母
今日は樹先生に教わるのよ。
ルナ
え？でも昨日も…
叔母
何？
叔母
養子なのに逆らうの？
ルナ
っ！
ルナ
ごめんなさい
ハオ
（ルナ…）
ルナは心優しかった。
僕のような『出来損ない』にも優しく接してくれた。
叔母に妨害されていたが…
お母さん
（…ハオ）
樹（いつき）
じゃあルナちゃん。行こうか
ルナ
…はい
アイツもきっと叔母の差し金だろう
お母さん
ｶﾊｯ!!ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ!!
ハオ
お母さん！
ﾂｰ（血が垂れる）
ハオ
お母さん…
お母さん
もう…長くないみたいね…
お母さん
今の内に…ハオ…これを…
お母さん
私の古き友人の家よ…
お母さん
貴方はここへ行きなさい…
お母さん
話はつけてあるわ…
ハオ
…なんで？お母さん…
お母さん
…必ず。助けてくれるわ…
お母さん
こんな…お母さんで…ごめ…………………………………
ハオ
…お母さん？
お母さん
…
ハオ
お母さん…？
ハオ
お母さん!!
叔母
…何？うるさいわね。
叔母
！
叔母
エラ…！
叔母
エラ！！
叔母
ｷｯ（ハオを睨む）
叔母
アンタが！
ハオ
ち、違っ
叔母
このっ！
ハオ
ッ！！
結衣
ふぃー
結衣
間に合った、間に合った！！
叔母
だ、誰よ！！
叔母
勝手に入ってきて！！
叔母
不法侵入よ！
結衣
ちょいちょいw
結衣
久しぶりの再会なのにそれは酷くないのかなー?
結衣
メラ。
叔母
…何で私の名を
結衣
だーかーらー。わからないのかなぁ？
結衣
結衣（ゆい）だってばーw
叔母
ゆ、結衣？
叔母
!!
結衣
気がついた?
結衣
じゃあこの2人はもらっていくからー！
ハオ
うわっ！
ルナ
わっ！
叔母
ま、待ちなさいよっ！！
結衣
バイバーイ！
3人が消えた後
叔母
ちっ！
叔母
樹、追える?
樹（いつき）
…これは転移魔法
樹（いつき）
魔力も分からない…無理だ
叔母
…役立たずね
樹（いつき）
ふざけるな。俺はお前の依頼で受けた身。それは依頼には含まれていない。
叔母
…それもそうね
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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