月哉
俺は野中月哉。 平凡で、そこら辺に居るような高校生。 今日は月曜日。まあ、学校は嫌いな訳では無いが、だからと言って好きな訳では無い。
月哉
そして、校門までやって来た。部活の先輩や後輩、中には苦手な奴も。色んな奴が登校している。
月哉
照史
…俺はコイツ、あんまり好きじゃない。全てがなんか嘘くさくて…出来れば関わりたくなかったのだが…はぁ、話しかけられてしまってはもうしょうがない。
月哉
月哉
照史
このテンション、ついていけない。
月哉
照史
『どっちがいい?』って。 選ぶしかないのか、俺に拒否権は欠片もないのか。
月哉
とりあえず適当に言っておく。
照史
月哉
おい、もう時間ねぇじゃねぇか。遅刻だけは嫌なんだけど。 まあ、そして俺は1日無事に過ごし、放課後になった。
月哉
照史
照史
ん?なに焦らしてんだよ。時間ねぇ作ってんだからなるべくはやくして欲しい。
月哉
照史
月哉
照史
『まあな』って何だよ。
照史
照史
なんだ。唯海の事、そう思ってたのか。
月哉
加藤唯海(ゆいみ)は、俺の幼稚園の時からの幼なじみで、今でもまあまあ仲が良い。
照史
月哉
照史
月哉
照史
よくわからん。お前が1番分からない。まあ、自分の気持ちは押し殺す。それが、いつもの俺のやり方。
月哉
言い方、まずかったかもしれないな。これ完全に誤解を生んだ。絶対俺が唯海の事、好きみたいになってしまった。…まあいいや。どうにでもなれ。そうなった方が逆に都合が良いかもしれないしな。
照史
照史
月哉
照史
照史
月哉
照史
月哉
月哉
照史
俺は話の途中でその場を離れた。ああ、めんどくさい。今日はゆっくり家で休もう。こんな事は忘れて。
月哉
俺はまだ、何も分かっていなかった。この時は、何も考えてなかった。
『1週間だけでもいい』
なぜ俺は、その言葉に違和感を感じなかったのだろう。
俺は、俺の事しか考えられなかったんだ。
ー続くー
コメント
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💪( `ω´ 💪)✨
続きを読みたいっす!!