雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
5
5
2
片方の腕で支え、浜辺まで運ぶ
5
泳ぐのは何年ぶりだろうか 慣れないことに体力が削がれていく
ましてや3月の海だ いくら暖かくなってきたとは言え まだ水は冷たいなんてもんじゃない
5
今はそんなことはどうでも良かった
5
助けるだなんて あんなことを言った俺が 言っていいのか分からない
だけど
5
徐々に近づいてきた浜辺
着いた頃には安堵感で動けなかった
5
4
2
4
5
5
5
5
4
とりあえずほとけの濡れた上の服を脱がせ自分の脱いだ上着を着せる
その際見えた
アザの数々
5
暗闇の中でよくよく目を凝らしてみる
5
5
5
相方の姿をまじまじと見たのは いつぶりだろうか
まず、あったのはいつぶりだろうか
目の前にいる相方は 過去の記憶にある相方とは 食い違っていた
5
5
4
5
5
2
5
5
2
5
2
5
冷たく細くなった腕 蒼白な顔
そんな彼が
5
と思うのは、 ただ怖かったのだ
花のような笑顔を見せてきて ころころと表情を変えていた相方が
このまま 海に溶けていってしまいそうで
5
4
5
5
冷静に出来とるやろか…
焦っても意味が無い
俺が焦るとないこが焦り出す
内心の焦りを出さないように
5
2
5
5
5
5
4
5
5
5
5
5
5
5
5
5
バタバタ
6
1
3
4
3
3
4
5
2
3
3
5
5
4
6
1
5
1
6
4
4
5
4
6
1
3
3
4
3
4
4
1
6
4
3
4
4
4
4
4
4
6
1
3
3
4
4
4
4
5
2
5
5
5
5
5
5
5
5
5
2
5
5
全く起きる気配のない 自分の上着を来た相方
暫くはずっと目を話せなかった
5
ギィ
5
3
5
3
5
5
3
3
3
3
3
5
もう既に泣いてたのだろうか
目は赤かった
5
3
3
5
3
5
泣き疲れたのだろうか
きっと泣き疲れただけでは ないだろうけど
いつの間にか泣き声は 小さな寝息に変わっていた
5
4
5
4
5
4
5
4
6
5
3
1
4
6
5
4
5
6
5
5
5
ガチャ ギィ
6
2
5
5
2
5
5
5
5
5
5
結局一睡も出来ないまま夜が明けた
ないこは仕事があるから 1回家に帰ったがまた来ると言った
りうらは学校 初兎はバイトがあるが
ここにいると言い張るので アニキに連れて行ってもらった
アニキは2人を連れていったら 帰ってくるといった
5
仕事を休んだ
こいつを1人にすると
知らないうちにふっと 消えているんじゃないかと考えて
5
アニキは家を出る前に
6
6
と言った
5
5
5
そう思って椅子の背もたれにすがると いつの間にか寝ていた
5
5
5
5
2
5
5
5
5
次の日も起きなかった
病院に連れていこうかと思ったが 行けないので家に医者をよんだ
が、どこも異常はないらしく 点滴などを施して帰っていった
寝覚めるのを待つしかないようだ
それから俺らは交代で ほとけの看病をした
ないこと俺は仕事があるから 休日だけだったが
🐤、🐇、🦁が主に平日にしてくれた
そんな日々が続いた
すでにもうみんな限界だった
だが、こうなってしまったのは 自分達のせい
そう考えるとまた、体が重くなる
5
5
5
そんな後悔が日に日に増していく
何日たっただろうか
最近は平日にも仕事終わりに来るようにしていたから分からない
今日は仕事が休みだったから 朝から来た
5
2
5
5
5
5
2
5
5
5
2
5
5
2
5
久しぶりの反応 嬉しかった
もうすぐ起きる
ちゃんと起きてくれる
そんなことを思って、安心した
5
なるべく優しく呼ぶ
5
2
2
5
5
2
2
5
5
2
2
5
5
5
5
5
5
2
2
はっきりとした冷たい声
5
5
2
5
冷たく刺さる言葉、目線
また、罪悪感が蘇る
2
2
2
すらすらと出てくる冷たい言葉
2
2
2
5
2
2
5
5
5
5
5
5
5
2
2
5
2
2
5
2
彼の薄く開いた目から雫がこぼれる
2
5
5
5
2
5
ガチャ
4
4
4
4
4
4
2
4
4
4
4
2
4
2
5
5
4
4
2
2
2
5
4
4
2
4
2
2
2
5
2
4
5
2
4
5
2
4
もう二度と離さないから
ハッピーエンド
もう一度6人で
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
雪
コメント
27件
今夜なのにガチ泣きしました(泣)こんな感動した作品初めてです(泣)涙がとまらない(TдT)
あ、朝から泣いてしまった… バスでw 本当に感動しました
いいね1万にしていい?めちゃ感動した…泣