スタート

浮き上がってくる意識

うっすらと見えてくる眩しい光

そしてはっきりしてくる脳

そしてそれは、ここが見知った部屋ではないことを示していた。

分からないので、先程まで 何をしていたか 思い出そうとするが、 恋人のスマイルと 同じ部屋でただ2人違う作業を していたとしか思い出せない。

自分のことより、恋人の 安否の方が気になる。

周りを見渡すと、何か 2つ折りで置かれている紙と、

横たわっているスマイル。

スマイルも意識が覚醒しだしたようだ。

見回して見ると、扉が中央に1つある。

きっとそこから出られるのだろう。

どこかのマイク野郎は 壊そうとゴリ押ししてそうだが。

自分……スマイルが毎日可愛くて、 隣にいて落ち着いて、毎日幸せだから……

あっ照れてる可愛い

俺が満足してるのに 出れないってことは、 スマイルが何か 満足していないってことだ。

俺に何か不満があるのか……？

普段滅多にしない上目遣いは、時々やるからこそ、スマイルには効くはず。

それは、口下手な彼からの、 包み込むようなハグ。

この時間はとてもゆっくり 進んでいるように感じる。

普段甘えてこない彼からの甘え。

とても可愛い。なんなら襲いた((

ハグを少し緩め、スマイルにバードキスをしてやる

なんでもかんでも照れる彼はとても可愛い。

これでスマイルは満足してくれるのだろうか。

激しいことは、さすがにあとが辛そうなので、やめておくが、軽いキスくらいなら許して欲しい。

なぜキスするかって？スマイルが可愛いからだよ。

でも、満足したら、スマイルにも満足して欲しいから、ハグをし返す。

何分かかったのだろうか、ガチャと音がし、きっとドアが開いたのだろうと判断する。

数日後2人は、激しいことをしましたとさ。