神の隨に、伝ゑたゐ
 ̄言葉には、言魂が宿る ̄
平安時代最強の陰陽師と呼ばれた「安倍晴明」によって"言魂"から創られた式神の「命(ミコト)」。彼の他にも「雅(ミヤビ)」、「心(こころ)」、「詩(うた)」などの仲間の式神がいたが、不思議なことに、数の居る式神の中、命"だけ"が安倍晴明が持つ陰陽師の力を、そっくりそのまま持って生まれてきてしまった。本来、陰陽師の力を持たないハズの式神、つまりは言魂から生まれた妖怪が陰陽師の力を持って生まれてきた。これは前代未聞の話である。命は、主である安倍晴明や仲間の式神達と共に悪霊や悪しき妖怪やらを退治してゆく。だが、安倍晴明の死後…残った式神達、特に陰陽師の力を色濃く持つ命に興味を示した「蘆屋道満」は、自らの式神や従えた妖怪達を刺客として送りつけ、更には自らの身体に妖力や神力を入れ込み、不老の身となり、妖怪と成った ̄ ̄
そして時は流れ、現代へ……
彼ら、残された安倍晴明の式神の任務……それは死人の魂や肉を喰らう為に人間界に現れる「百鬼夜行」と呼ばれる妖怪や鬼の集団を征伐すること。そして、もはや暴徒と化し、主である蘆屋道満でさえ制御が難しくなっている蘆屋道満の式神達を、「白虎」や「朱雀」などの神の力を借りて倒すことだ!
平安時代から現代まで紡がれる「妖怪」✕「陰陽師」✕「神話」のストーリー!