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殺し屋の愛は重かった─第1話 名前のわからないこの気持ち
橙くん
紫ーくん
今日も俺はターゲットを殺すために路地裏に来ている
俺の名前は橙。
殺し屋の1人
人を殺すのはもう慣れたようなもんだった。
もう殺すのを｢嫌だ｣と思うことはない、そう思ったのに__
橙くん
橙くん
橙くん
紫髪の塩顔イケメン､､
家はこの辺って聞いたけど、
まぁ今日中には見つからないだろうなぁ、
橙くん
ぅ、ｯ~、 泣
橙くん
紫ーくん
公園、？
橙くん
紫ーくん
橙くん
こいつ、ターゲットかよ、ｯ
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
この後は簡単だ
馬鹿なガキで助かったわ
淡々とターゲットを縛る
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
そう言って銃をターゲットに向ける。
橙くん
紫ーくん
紫ーくん
紫ーくん
紫ーくん
紫ーくん
橙くん
橙くん
橙くん
こんな奴、初めて、
紫ーくん
紫ーくん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
なんでためらってんの、俺。
今まで沢山人を殺してきたのに、
こいつだけは、殺しちゃいけない気がする...
紫ーくん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
橙くん
料理をしながら考える
こいつはなんでいじめられたのか？
俺は、なんでこいつを殺さなかったのか？
怖かったから？ 違う
可哀想だから？ 違う
なんで？なんで殺さなかっただろう
なんで殺せなかったんだろう？
考えているうちに、出来上がってしまった
橙くん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
紫ーくん
橙くん
紫ーくん
さっきの続きを考える
なんで殺せなかったのか？
いじめられてたから？
虐待されてて殺すのはあまりにも可哀想だったから？
いじめてきた人たちに、感謝をしていて素敵だったから
｢最後くらいは、笑顔で｣なんて綺麗な心なんだろう
俺には、この気持ちに名前をつけることはできなかった
1つわかるのは、あのターゲットは綺麗だ、ということだけだった
主
主
主
主
主
主
主
主
