この恋が実るまで

昼休み

そういって華奈は屋上から出た

諦めないから

授業もすべて終わったあと

寧々達は空き教室に集まっていた

そこにはえむと咲希もいた

そこから

六人は必死に頑張った

一人は過去のことを思い出させようとし

半年間粘ったが

思い出させることは出来なかった

もう一人は

いいところ、慕っているところ

そして過去のことを話し続けた

だが、見向きもされず

三ヶ月で諦めて

関わることをやめてしまった

一人は

ショーなど今までに関わりがあったものを見せようとした

だが、そんなものにも付いてこず

二ヶ月で諦めてしまった

そして、完全に関わらないようになった

もう一人は記憶がなくなる前のことをした

だが、自分の親に言われてしまってはかなわない

そのため、一ヶ月で諦めてしまった

そうして

関わることは無くなった

もう一人は今までのショーの演出をやらせようとした

だが、いつも逃げられてしまう

それでも諦めず、四ヶ月がたった

そうして遂に諦めてしまった

それでも心の奥底では諦めておらず

話しかけるなどはしていた

だが、一人の少女は諦めなかった

どんなに無視をされても

相手にされなくても話しかけた

そうして一年たったある日

寧々は司の頭を撫でた

頑張るよ！私。