桃青浮気パロ

いつからだっけ

君の視線の先が僕じゃなくなったのは。

最近ずっと、ずーっと赤くんばっかりだよね

毎日自分のからだを傷つけて

大量の薬飲んで

君にバレないようにこっそり泣く

目の前がどんどん赤くなっていく

がくがくと震える足で頑張って立ち上がり

机の上に置いてあった君とのツーショットの写真を手に取る

あのときの僕は幸せそうに笑ってたな

今の僕は、感情というものがよくわからなくなって目のハイライトも消え、滅多に心から笑わなくなった

写真立てを抱きしめ、僕は崩れ落ちた

毎日つらい思いをしてた

だけどもうこれでおしまい

僕は近くにあった血だらけのカッターで自分を刺した

どんどん目の前が赤黒くなって、見えなくなる

僕は、くちびるを噛み締め、ゆっくり目を閉じた

血の味がした＿＿

来世では君に愛されますように

血だらけの薄暗い部屋で、僕はしずかに亡くなった

僕の手には、涙で濡れた君との写真

僕の思い出の写真

«ｶﾞｸｯ

嫌な予感がした

妙に心臓がざわざわする

俺は、青ちゃんから桃くんを取った

ある時、俺が体調が悪くて倒れたところを桃くんが受け止めてくれて

そばにいてくれた

風邪のせいで、頭が回ってなくて

ハグをした覚えもあるし、キスをした記憶もある

それから、桃くんとはなにかと一緒に過ごすようになり

桃くんにある日告白され、付き合った

これが悪いことだと分かってたけど

俺は付き合ってしまった

ときどきちらっと青ちゃんの姿を目にする

だんだん痩せ細ってく身体

ハイライトの消えた目

さすがにヤバイんじゃないかと思ったけど、声をかけられなかった

さっき、青ちゃんのいる2階からガクッ となにかが倒れる音がした

嫌な予感が的中してないといいけど。

俺は、ざわざわする心臓あたりを押さえながら、階段をあがった

部屋から血の匂いがする

赤に言われ2階にまで来たけど

青の部屋からは血の匂いがした

俺たちは、部屋の中に足を踏み入れた

部屋の中は荒れていた

大量の薬のゴミと、血、包帯が雑に置かれていた

割れた俺との写真立ても置いてあった

机の前で倒れてる青を見つけた

力強く抱きしめる

だけど、青は抱きしめ返してくれなかった

かたく閉じてる目は開く気配がない

よれよれの身体を俺はぎゅっと抱きしめた

青の身体は痩せ細っていて、血だらけで、黒っぽくて、冷たかった

青がなにかを抱きしめてる

それは……俺とのツーショットの写真立て

涙で濡れた写真

写真の中の青は心から笑っていた

その笑顔を見た途端、俺は胸を締め付けられた

涙がぽろぽろとこぼれ落ちる

青は、感情のない顔で眠っていた

理由はなんとなくわかる

俺が浮気したからだろう

青をここまで追い込んでしまった自分が憎い

浮気してごめん

俺は冷たくなった青の身体をこれでもかっていうほど力強く抱きしめた

新連載です!!

新連載というか……、あともう1話くらいで完結します

最初っから病みシーンでしたね、、

□注意□ パクリ✗ 似たようなものがあってもパクってないです！ 誤字脱字もしあったらごめん □□□

じゃあまたね〜