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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

このときから、だんだん俺と青の距離が少しずつ離れていった__

ありがとな赤

全然
俺も久しぶりに遠いとこ行けてリラックスできた〜

青ちゃんへのプレゼント、それにしたんだね!!

あぁ。お気に入りのものが欲しいって前言ってたからな。

へ〜!付き合って2年目の記念日でしょ?

そうそう

だからプレゼントあげるんだよ

喜んでくれるといいね~

そうだな~

このときはまだ大丈夫だった

青に付き合って2年目の記念日だからプレゼントを渡そうと思って

赤にいろいろ選ぶのを手伝ってもらいながら

お気に入りのアクセサリーを買った

最初は元気そうにしてた赤だったが、そのあとだんだんと口数が減っていった

でさ、青が___

フラッ

え、赤!?

おい、大丈夫か!?

俺の身体に自分の身体を預けた赤

身体は熱く、つらそうだったから俺は赤を抱きとめ、ハグする形になった

聞こえるか?

ぁ……桃ちゃん

ごめんね、ぇ、

家にはやく帰るぞ

家に誰かいる?

いない……

は?まじで?

そっか。じゃあ看病しないとな。

青ちゃんいるでしょ

だけどさ、赤を放っとけねぇよ

このままひとりにさせたら危ないから

ぅん……

赤を姫抱きし、赤の家へ走った

赤に鍵を出してもらいそれを使い部屋の中に入る

青には

「赤の家に泊まる」

とだけ伝えておいた

焦っててそれどころじゃなくて、理由を話さずに赤の家へ泊まると言ったから、青を不安にさせた

はぁ……、

大丈夫か?

青ちゃんいるでしょ、帰っていいよ、?

でも

なんとかなるよ~!

それに青ちゃん寂しがるよ

いやでも……つらそうだから看病する

俺はその日、赤の家に泊まった

次の日帰ると青は泣きながら待ってて、俺はそんな青を抱きしめた

看病した日から俺と赤の距離はなぜか近づいていき

青との距離は少しずつ離れていった

甘えるのが上手な赤に惹かれていき、

俺は青という彼女を見捨て、赤と付き合った

それが間違いだった____

病院のベッドで静かに眠る青

痩せ細っていて、赤黒い身体

腕には切り傷などの傷跡がいくつもあった

……、ポロポロ

青ちゃん……っ、!

医者

助けられなくて……申し訳ございませんでした……。

深々と頭を下げる医者

俺は分かっていた。 部屋で倒れてる青を見てから。

呼吸はいっさいしてなくて、生きてる感じが全くしなかった

亡くなってしまった……と思った

一応最後の望みにかけて、祈ったが

結局青は助からなかった

家に帰り、

赤と一緒に青の部屋を片付けることにした

何度見ても汚い部屋

でもそうさせてしまったのは俺だ

薬……、多くない?

これ……、睡眠薬か、?

床に散らばってる薬のゴミと、薬の説明書みたいなものを見て、睡眠薬かと気づく

全部空っぽじゃん、、

そうだな、ッ

ゴミ袋にどんどんゴミを入れていき……

……写真。

最後は写真だけになった

……ッッ!ポロポロ

俺とのツーショットの写真が何枚も床に落ちている

ちぎれてるのもあったり、血のついたのもあった

俺はひとつひとつ見ていく

これはッッ、初デート……

1枚目は、俺と青の初デートの写真

照れたように笑う青を見て、胸を締め付けられた

……、これ。

これは……、赤と青と俺の3人で家に集まった時の写真……

3人とも楽しそうに笑ってピースをしていた

当たり前のように俺の隣で、俺の手を握っている青

……、これ!!

ある1枚の写真を見つけて俺は声をあげた

それは

付き合って2年目の記念日にあげたアクセサリーを大事そうに持って、俺のひざに座ってる写真だった

このときからだ

関係が少しずつ変化していったのは__。

……

ごめんね

え、ッッ?

赤がいきなり謝ってきて戸惑う

俺があのとき体調崩さなければ……

あれはしょうがないことだから気にすんな

誰だって体調崩すんだし。

でも、そのせいで、青ちゃんが傷ついて悲しんで……ポロポロ

赤も、俺と付き合ったことに対しての罪悪感を少し抱いてたんだろう

……

黙っていろいろな写真を見渡す

すると

、!

これ、……こんなのいつのまに……!

……?……!!

端のほうに、赤と俺が手を繋いで歩いている写真があった

その写真はすこし破れてる部分もあったり、血で汚れてたりした

……、、

俺は、写真を全部保管することにした

汚れてるよ、?

でも……全部宝物だから

うん

赤は何も言わず手伝ってくれた

1時間ほど経ち、やっと青の部屋の片付けは終わった

綺麗な部屋を見渡して、俺はごめんと呟いた

あとは……、お葬式だけだね

そうだな

俺はその日、思ってもなかった人から電話が来る

赤が自分の家へ帰り、

夜、誰も居ない俺の部屋でスマホをいじってると

ぇ、……

電話がかかってきた

そこに表示された名前は、「黄」

え、なんで……

黄は、学生時代の頃の友達だ

青と赤とも仲が良くて、よく3人で学校帰りに寄り道したりしていた

だけど卒業して黄は遠くの学校に行ってしまった

最近は全然連絡を取ってなかったからびっくりした

もしもし……?

あの……!!

通話開始早々、黄の大きな声が聞こえる

青ちゃんが亡くなったって……ほんとのことですか、?ポロポロ

……、おう、

黄の震える声を聞き、俺の目から止まったはずの涙がこぼれ落ちる

赤から聞きました

赤とは……よく連絡取ってるんです

……

なんで、なんで青ちゃんは亡くなったんですか!?ポロポロ

なんで亡くなったか聞いてないのか?……

赤からは、「青ちゃんが亡くなった」としか言われてません

……

黄は知ったらいい気持ちはしねぇぞ

覚悟の上です

言ってください

青ちゃんとは全然連絡を取ってなかったですけど、大事な友達です

わかった……、。

で、なんでですか

……、浮気。

え、?

青と付き合ってたのは知ってるよな?

知ってますよ

青と付き合ってたのに、赤と付き合った

はぁッッ!?

なんなんですかそれは!!

……

俺は、赤と距離が縮まった理由を説明した

だ、だからって浮気は……

だめだってことは分かってたッッけど

赤に告白した

……

反省してますか!?

してるッッ……。

青ちゃんを自殺に追い込んで何やってるんですか、!

……ごめん

はぁ……赤とは別れました?

まだ別れてない

このまま付き合ってる気ですか?

……いや、別れる

わかりました

強く言っちゃってごめんなさい

俺が悪いから……大丈夫

……そろそろ切りますね

あぁ

ぁ……少し待ってください!!

ん?

黄が切ろうとした俺を止める

青ちゃんの机の一番下の引き出し、開けてみてください

……なんで?、

青の部屋に行ったらまた思い出して泣きそうなのに

青ちゃん、僕だけに言ってくれたんですが

たまにですけど……日記を書いてるらしいです

僕がまだ青ちゃんたちと一緒の頃、そう言ってました

……、わかった

日記……?

じゃあ切りますね

おう

日記なんて聞いてないけど……

俺には内緒にして書いてたんだな

俺は気になったので青の部屋に行った

一番下だっけ

引き出しを開けると

っ、……

あるやん……、

やぶれてなくて汚れてなくて傷ひとつないノートがあった

読んでみるか、、、

俺は1ページ目をめくった

◯月◯日 友達が出来た! 桃くんと赤くんと黄くん! 桃くんに一目惚れしちゃった

……、!!

このときから青は俺のこと好きだったのか……

◯月◯日 桃くんたちと遊びに行った! すごい楽しかった! 私服の桃くん見てもっと好きになっちゃった

◯月◯日 桃くんがクラスの女子に告白されてるところをたまたま見ちゃった…… 返事を聞く前に走り出しちゃって聞けなかったけど、その女子結構可愛いからきっと告白もOKしたんだろうな 失恋したってことかな……。

見てたのかよッ、はずっ//

俺はそれからしばらく日記に釘付けになった

そして最近のものは

◯月◯日 桃くんが浮気して、すごくすごく悲しい 僕の一方的な片想いだったのかな 冷たいし赤くんとずっと一緒だし、つらい

◯月◯日 もう死にたい 桃くんに必要とされてないんだもん、、

◯月◯日 最近リスカばっかりしてる。 睡眠薬もたくさん飲んでる まったく飽きない

◯月◯日 僕決めた もう生きられない 生きてる意味ない 僕よく頑張った だから……楽になる 桃くんは見ないから気持ち届かないけど、大好き桃くん

……、ポロポロ

これで終わり

俺は、涙を拭いて日記を手に持ち自分の部屋に戻った

俺も大好きだよ青ッッ

長くなりそうなんで分けます!

今回ので完結させようと思ったんですが続きそうなんで3話目も投稿します

すいません🙇‍♀️

じゃあまたね~

この作品はいかがでしたか?

301

コメント

13

ユーザー

悲しすぎてガチ泣きしたわw

ユーザー

続きが楽しみです! 投稿頑張って下さい。

ユーザー

桃赤ちょっとこい...←ガチギレ 青ちゃん...天国で幸せにね

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