ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
いふまろさん
しょさん
いふまろさん
会場には優美な雰囲気が流れている。
どこか魅惑的で、でも人工的な様子を醸し出している。
その中でも彼は一段と輝いて見えた。
しょさん
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
しょさん
青くてきれいな空を見上げる。
口からは乾ききった声しか出ない。
しょさん
最後だからと無理に口角を上げる。
いふまろさん
しょさん
まろちゃんは泣きそうな目で僕を見つめてくる。
…やめてよ、上の世界に行けなくなっちゃうじゃん。
いふまろさん
あぁ、こんなにも愛されていたんだなと今更に感じた。
しょさん
いふまろさん
しょさん
静かに僕は目をつぶる。
いふまろさん
しょさん
最後の彼とのキスは罪悪の味がした。
いふまろさん
来世というものは果たして存在するのだろうか、
しょさん
もし存在するならまたまろちゃんに愛されたいと思った。
しょさん
いふまろさん
悲しまないで、
今が一番この人生の中で幸せなときなはずなんだから。
いふまろさん
しょさん
もうこの世に未練を残したくなかった。
僕は飛んだ。
グチャ
鈍い音がした。
しょさん
息ができない。
野次馬たち
野次馬たち
野次馬たち
野次馬たち
野次馬たち
戸惑いの声が聞こえる。
しょさん
野次馬たち
野次馬たち
死に際にこんなに迷惑かけたくなかったな。
しょさん
野次馬たち
野次馬たち
もう無理だな。あきらめた。
ごめんな。
最後にまろちゃんの声が聞こえた気がした。
そこで意識は途切れ_。
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
パンパンパンパン
室内には肉と肉が激しくぶつかり合う音が響いている。
いふまろさん
そうやさしく問いながらも、まったく腰を休める気配がない。
しょさん
対する僕は、まだまろちゃんに堕ちきっていない身体にイライラする。
もちろん気持ちいいのだ。 気持ちいいのだが、
前世で覚えてしまった快楽にはやはり劣る。
しょさん
まろちゃんの首に手をかける。
いふまろさん
いふまろさん
喋りやすいようにだろうか、 腰を一度休めるまろちゃん。
しょさん
めっちゃ上目遣いを意識する。
かわいいかは知らんけど。
いふまろさん
まろちゃんから何かが切れた音がした。
いふまろさん
正直言ってめっちゃうれしい。
しょさん
いふまろさん
ドサッ
まろちゃんが僕のことを起き上がらせてくれる。
いふまろさん
まろちゃんが小さな息を吐いた。
いふまろさん
ねいという名の神
いふまろさん
ねいという名の神
しょさん
ねいという名の神
しょさん
そう笑う君は、美しくもどこか儚い。
何故か、無理して口角を上げているようなものを思わせる表情だった。
しょさん
必死に、されど必死に、何かに助けを求めているような、そんなものを感じさせる。
初兎のシアワセの基準がずれていると感じるのは俺だけなのだろうか。
いふまろさん
悔しかった。ここまで思いつめるまで気づけなかった自分を殺してしまいたかった。
しょさん
俺の心を見透かしたかのように初兎は言った。
なんで、なんで謝るの、
悪いのは俺なのに。
いふまろさん
少しでも長く、まだ初兎はここにいると、これからもずっと一緒だと、錯覚させて。
しょさん
俺の我儘を一瞬でも飲んでくれたことにひどく安心感を覚える。
それとともに、浅い方だけという言葉に疑問を覚える。 嫌われてしまったのではないか、と。
いふまろさん
その疑問を打ち消すかのようにキスをした。
しょさん
最後になっても気持ちよくなっちゃって変わらない君を見ながら、罪悪感の味を噛みしめた。
いふまろさん
シアワセの基準を普通にしてほしかった。
幸せな彼の姿を見たいと思うのは我儘なのだろうか。
しょさん
俺の思いを肯定したのか、否定したのか、
しょさん
最後に俺に気を使ったのだろう。 それを悟られないためにか、少し命令口調がある気がした。
それすら愛しかった。
いふまろさん
(尊いです。by作者)
いふまろさん
最後ということは認めたくなかった。
でもそれ以上に、そんなヘタレだと思われたくなった。
しょさん
初兎は返事をしなかった。
しばらく間が開いて飛んだような音がした。
悲鳴も聞こえる。
気が付くと自分の目からも泪が出ていた。
頬に手を当てながら呟いた。
いふまろさん
会場で君を見つけた。
いふまろさん
断られるのではないか、自分には気が付かないのではないか、恨んでいないか、
嫌な予感が胸の内で広がる。
しょさん
肯定か否定か、
あの時のことを思い出して、呼吸が荒くなる。
それでも動揺を抑えて、彼の手を取った。
しょさん
死んだんだなって思った。
ねいという名の神
しょさん
ねいという名の神
しょさん
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
しょさん
ねいという名の神
ねいという名の神
…まだ好き。
でも、それは贅沢だと思った。
しょさん
何とも言えない感情がぐるぐると頭の中を渦巻く。
ねいという名の神
ねいという名の神
しょさん
安心…なのか、?
ねいという名の神
しょさん
ねいという名の神
ねいという名の神
しょさん
いふまろさん
会場には優美な雰囲気が流れている。
どこか魅惑的で、でも人工的な様子を醸し出している。
その中でも彼は一段と輝いて見えた。
しょさん
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
ねいという名の神
コメント
1件
え、見ていい感じ?