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──その日、王都の東端。 氷の剣が、黒装束の男の喉元へ突きつけられていた。
セリス・アークウェイン(しゃるろ)
フィレナ・ルシエル(れむ)
周囲を囲む王都の兵士たちが、しゃるろ否 セリス・アークウェインの動きに戸惑い始める。
兵士
セリス・アークウェイン(しゃるろ)
しゃるの声は静かだった。 氷の剣が握られる手に、迷いと怒り、そして確信が宿る。
れむは傷だらけの民を抱えていた。 治癒魔法の花びらがれむの手から舞っていた。
兵士
兵士
兵士たちの中に動揺が走る。 そのすきにれむがすっと立ち上がる。
フィレナ・ルシエル(れむ)
セリス・アークウェイン(しゃるろ)
セリス・アークウェイン(しゃるろ)
れむは微かに笑った。 しゃるも、わずかに氷の剣を引いた。
その瞬間。
リュカ・イルナス(うるみや)
リュカ・イルナス(うるみや)
ひやりと光が舞い、兵士たちの視界が一瞬で白く染まった。
兵士
突然現れたのは光をまとった男、”リュカ・イルナス”
フィレナ・ルシエル(れむ)
リュカ・イルナス(うるみや)
リュカ・イルナス(うるみや)
しゃるがとっさにれむの手を掴む。 れむの表情がわずかに揺れた。
フィレナ・ルシエル(れむ)
セリス・アークウェイン(しゃるろ)
セリス・アークウェイン(しゃるろ)
こうして3人は出会った。 ”正義”を背負ってきた少年の心が、少しだけ溶け出した夜だった。