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谷口
谷口
その日昔自分が住んでいたアパートの近くを通りかかった
仕事で近くまで来ていた俺はあのアパートがあるのか気になって
なんとなく通りかかってみたのである
谷口
谷口
十年前
谷口
谷口
涼真
涼真
谷口
そして駅から家に向かう途中トイレに行きたくなった俺は
さびれた公園のトイレに入った
谷口
谷口
谷口
小便器の前に立った俺の目の前に
(殺してもいい人、電話番号を教えてください)
谷口
谷口
谷口
谷口
深酔いしていた俺はポケットからペンをとってその落書きに返信する形で
自分の電話番号を書いた
特に深いことは考えておらず馬鹿なガキが電話をしてきたら
説教してやろうとそんなつもりだった
谷口
谷口
谷口
谷口
谷口
その時、俺の携帯が震えた
谷口
谷口
谷口
谷口
谷口
??
??
谷口
谷口
谷口
谷口
谷口
??
??
谷口
谷口
谷口
??
??
??
??
谷口
??
それで電話は切れた
谷口
そして酔っ払っていた俺はそのままベッドに倒れるようにして眠りに落ちた
しばらくして俺はドアをノックする音で目が覚める
ドンドンドンドン
谷口
谷口
谷口
谷口
谷口
谷口
谷口
谷口
ようやく事態を理解した俺は軽くパニックになった
谷口
なおも扉は凄まじい音を立てて叩かれている
俺はベッドを降りるとそっとドアに近寄ったそして覗き穴から外を覗き込もうと思った瞬間
ノックはピタリと止んだ
谷口
谷口
谷口
覗き穴から外を見たしかしそこには誰もいなかった
谷口
谷口
谷口
俺がそう思った瞬間
部屋に置いてある携帯が
ぶーーーという音をたてて震え出した
谷口
谷口