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共依存みたいに付き合いたい

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共依存みたいに付き合いたい

26 - 第26話 逃がすわけないよ、ね?(中編)

♥

8

2024年04月17日

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中の人

ぬるぬる動く絵を描きたい

中の人

そう思い早幾年

中の人

何もしていない

仲成

バカじゃねぇの?

中の人

バカじゃねぇよ!

仲成

はぁ?

中の人

行動がバカなだけ!

仲成

バカなんじゃん

中の人

そうだがそうじゃない!

仲成

はぁ?

中の人

そんな話をしてるから本編にいかねぇんだよ!

中の人

始めるぞ!

中臣鎌足

スタァト?

中大兄皇子

スタァト!

中大兄皇子

…………

中大兄皇子、起きなよ

声が聞こえる

聞き慣れのある声だ

ほら、早く起きてって…

あぁ、もう……

バシン

中大兄皇子

っ!?

中臣鎌足

ようやく起きたね、中大兄皇子

中大兄皇子

か、鎌足…

目の前には鎌足がいた

中臣鎌足

ごめんね?でも、中大兄皇子が起きないのが悪いからね?

中臣鎌足

俺だって好きで平手打ちしたわけではないんだし

中大兄皇子

…それは、ごめん…

中臣鎌足

ごめんで済まされるなら戦争なんて起きないんだよ

すると、僕の服を脱がし始めた

中大兄皇子

なっ!?

中大兄皇子

ねぇ!?やめてよ!?

中臣鎌足

やめてって言われてやめる人はいないと思うよ?

中臣鎌足

あと、これは中大兄皇子が悪いから

中大兄皇子

僕が何したっていうの?!別に鎌足になにもしてないじゃん!

中臣鎌足

何でだよ!

中臣鎌足

何でやった本人は忘れてやられた本人は忘れないんだよ!

中大兄皇子

僕の何がダメだったの!?教えてよ!

中臣鎌足

ちゃんと返そうとしたのに素直に受け取ろうとしなかった

中臣鎌足

俺の事を信用してないんだ!?

中大兄皇子

な、違っ!

中臣鎌足

俺の事、好きじゃないんだって、初めて知ったよ

中臣鎌足

別に中大兄皇子に好きな女の子がいても何も問題はないんだよ?中大兄皇子は男の子だもんね

中臣鎌足

でもさ!俺の事を信じてないってことは、嫌いか無関心っていうことになるじゃん?

中臣鎌足

もう、本当に怖いんだよ!これ以上中大兄皇子に嫌われたらどうしようって!

中臣鎌足

それでさ、俺思ったんだ

中臣鎌足

ずっと監禁すれば言うことを聞いてくれるんじゃないかって

中大兄皇子

なっ…

中臣鎌足

だって、中大兄皇子は俺だけの中大兄皇子だもんね?

中臣鎌足

他の誰のものでもないもんね?

中臣鎌足

女の子に心を奪われたとしても、俺の事考えるよね?

中臣鎌足

安心して、別に危害を加えたい訳じゃないんだ

中臣鎌足

ただ俺は反省してほしいんだ

中大兄皇子

鎌足、僕はっ!

中臣鎌足

今は反省は受け付けないよ?

中臣鎌足

だって、罰を与えないと

すると、鎌足は鞭を持ってきた

中大兄皇子

!?

中臣鎌足

こうしないと気が収まらないからさ

中大兄皇子

かま、たり……

中大兄皇子

それだと、僕、死んじゃ…!

中臣鎌足

大丈夫大丈夫、死にはしないさ

中臣鎌足

愛情たっぷり注いでやるから

中大兄皇子

や、やだ……

中臣鎌足

最初はそういうけど、前だってだんだんと慣れてただろ?

中大兄皇子

中臣鎌足

安心しなよ、殺したくない

中臣鎌足

………ただ、死ぬほど痛いかもね?

すると、急に鞭が僕に振りかざされた

中大兄皇子

いっ……!

中臣鎌足

我慢しようね

中大兄皇子

我慢できないっ!

中臣鎌足

我慢してくれないと困るんだよね

中臣鎌足

無理矢理拘束させないといけないしさ

中臣鎌足

だから、おとなしくしてほしいな?

中大兄皇子

そ、そんなこといわれても…

中臣鎌足

はぁ、仕方ないな…

鎌足が僕の両手足を縄で縛った

中大兄皇子

なっ…

中大兄皇子

鎌足!も、もうやめようよ…!

僕は涙目で訴えた

中臣鎌足

……

中大兄皇子

確かに僕が悪かったかもしれない!

中大兄皇子

でも、力で相手を従わせるのは違うんじゃ──!

中臣鎌足

別に従わせようとはしてないよ

中臣鎌足

これは再教育

中臣鎌足

その間違った態度を直すだけ

中臣鎌足

それだけでもありがたいと思って

中大兄皇子

そ、そんなことない…

中大兄皇子

知らず知らずの内に僕を洗脳させようとしてるんだよ!

中大兄皇子

それに気付いて!

中臣鎌足

気付いてほしいのは俺の方だよ!

中臣鎌足

俺の気持ちを考えろよ!

中大兄皇子

っ!

中大兄皇子

気付かなかったのは、ごめん

中大兄皇子

悪気はなかった

中臣鎌足

今は謝りはほしくない

中臣鎌足

今は、中大兄皇子、君だけでいい

中臣鎌足

君がほしい

中臣鎌足

だから…

鞭が僕の肩に当たる

めっちゃ痛い

さっきより威力が強かった

中臣鎌足

痛い?痛いよね?

中臣鎌足

ちゃんと感じてるよね?

中臣鎌足

俺の愛、感じてるよね?

中臣鎌足

感じてないわけないよね?

中大兄皇子

痛い……痛いよ…

中臣鎌足

感じてる!良かったぁ

中臣鎌足

俺だけを見てくれてる

中臣鎌足

それがどれほど嬉しいか!

中大兄皇子

や、やだ…もう…

僕の抵抗を聞かず、また一振り当たった

中大兄皇子

っ!

中大兄皇子

も、もうやめてよ!

中大兄皇子

い、痛いっ!

中臣鎌足

……

中臣鎌足

だーめ

中臣鎌足

あと十回だから

中大兄皇子

ヱ…

中臣鎌足

テンポ良くやるよ~

鎌足は笑顔で

九回一気に僕を鞭で叩いた

中大兄皇子

~~~~!!

僕は声にならない悲鳴をあげた

本当に痛いのだ

中臣鎌足

最後の一回だから、安心して

中大兄皇子

さ、最後…

最後の一回だと思っても痛いものは痛い

当たり前だ

中臣鎌足

…ふぅ…

中臣鎌足

それじゃあ、いくよ

鎌足は僕の脚に目掛けて鞭を振った

中大兄皇子

っ──

この一瞬で僕は何を考えたのだろうか

思考が急に早くなった

そういえば、大海人は?

聖武は何をしてる?

仲成は?

もしかして、信頼できる人は鎌足しかいない?

そんな信頼できる人に叩かれてる

つまり、嫌われた?

そんな事を考えてしまう

つまり、もう僕は…

ガシャン

仲成

はぁ、はぁ、はぁ

仲成

聖武の野郎、何処だ…

俺はめげずに走る

仲成

このままだと、天智が死んじまう

仲成

そんなんでいいのか?

仲成

良くねぇよ!

仲成

ん、そこにいるのは…

大海人皇子

………

仲成

お、おい!大海人!?

大海人皇子

…ん、仲成…?

仲成

こんなところで何を…

大海人皇子

………あ!

大海人皇子

兄上!兄上は!?

仲成

あいつと一緒だったのか?

大海人皇子

う、うん!

仲成

……

仲成

俺は会ってねぇ

仲成

最後に会ったのは?

大海人皇子

……

大海人皇子

鎌足さんに連れていかれた

仲成

……

仲成

くそっ、遅かったか

大海人皇子

な、何が!?

仲成

落ち着いて聞いてくれ

仲成

このままだと歴史が変わってしまう

大海人皇子

え?!

仲成

中大兄皇子がいなくなる

大海人皇子

つまり、死ぬ?

仲成

そうだな

仲成

これは大きく変わってしまう

大海人皇子

い、一体誰が!

仲成

……

仲成

ひいひいじっちゃん…だ

大海人皇子

………え…

中の人

なんで史実じゃない方が長いんだ…

仲成

知らねぇよ

中の人

もっと苦しめさせようかな

中大兄皇子

えっ

中の人

冗談だよ~

仲成

信じられねぇな

中大兄皇子

うん

中の人

えっ…

中の人

ま、まあ、いいだろ!

中の人

次回に期待だ!

中の人

閉めるぞ!

中の人

またいつか!

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