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碧
カーテンの隙間から差し込む日差し
そこから見える青空を
胡座をかいて眺める女の子が居た
その子はまるで
天使のようだった。
凛
碧
凛
凛
碧
違う、
君にはいつだって触れられる
でも
君を、当たり前にしたくないんだ
でも、傍には居て欲しくて
矛盾だらけだけど、君を失うのは怖い
それと反対に、君に触れるのも怖い
それほど尊い存在の君が
僕に笑いかけるだけで
心臓が破裂しそうになる
凛
凛
…そうだよ
僕は君が大好きだ
怖い程に愛してる
黒く長く、綺麗な髪の毛も
天使のように白い肌も
大きくぱっちりした目も
しゅっと鼻筋が通った鼻も
ふわりとした唇も
綺麗な三角形の顎も
意外と凛とした眉毛も
落ち着くその声も
その匂いがあればどこでも眠れそうなその匂いも
優しい性格も
全部が、全部が大好きだ。
僕なんて、不釣り合いかもしれないけれど
君と居れればそれでいいんだ
その優しい眼差しで
僕にほほ笑みかけてくれるなら
それだけでいい
そんな幸せな事はこれ以上に無いと思う。
碧
大好きな人に
大好きって、気持ちをぶつけられることは
恥ずかしいことじゃない
君が教えてくれた。
いつまでもナヨナヨした僕に
君がああ言ったんだ
凛
凛
凛
凛
凛
凛
碧
居られるわけないだろ
大好きだ、愛してる
心の中ではこんなにもかっこよく言えるのに
いざ、君にぶつけるとなると
信じられないほど怖いんだ
君を失うのが怖い。
凛
少し離れた距離で君が僕に叫ぶ
凛
どんなに臭いセリフでも
君が言えば魔法みたいに輝くんだ
碧
視界が、明るくなった気がした
凛
僕の目の前に立つ天使が
これでもか、と言うぐらいに笑ってた
笑ってて、可愛かった
碧
僕も釣られて笑っちゃって
恥ずかしくて
凛
ドラマのワンシーンのようだった
これまでにない程の幸せだった
海に入ってないのに、幸せで溺れてた。
あれから、僕は少しは強くなれた
君のおかげで。
碧
そして、今日は君が居なくなって1年
相変わらず僕は弱いままだ
君がくれた強さは
胸の奥の奥にそっと閉まって
いつまでも弱い僕が出てってくれないんだ
この日記も、続けるのが正しいのか間違いなのかも
考えたくもない
僕が君から離れられないのは
この日記のせいかも知れないけど
少しだけ、幸せになれるんだ
日記を書く度に、君と笑いあった事や
泣きあった事
喧嘩したことも
怒られた事も
全部、思い出して
気づけば笑えてるんだ
だから、神様、あと少しだけ
もう少しだけ、弱いままの僕で居させてください
時間が経てば絶対に
凛とした僕に戻るから…
ね。