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🏢×⚔️ 夏祭り。1

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🏢×⚔️ 夏祭り。1

1 - 第1話 まちあわせ

♥

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2024年05月31日

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注意

こちらの作品は🌈🕒nmmnとなっております。 🏢×⚔️ ご本人様とは一切関係ございません。 他アプリ、サイト等への転載の全てを禁止とさせていただきます。 上記の内容をご理解ください。 作者、初めての二次創作となります。 誤字脱字等ございましたらご報告いただけると幸いです。

この作品のkgtyは付き合っています。

では、はじまります。

⚔️

社長、遅いな…

待ち合わせは18時半。 現在時刻は19時を回っており、僕は少しの焦りと苛立ちを感じた。

⚔️

(社長が、誘ったのに。僕だけ楽しみにしてたみたいで、惨めじゃないか。)

家族に手を借り、きちんと着付けられた浴衣は夏の夜によく映える爽やかな青色であった。

兄や姉の冷やかしを受け流しつつ、逸る気持ちを抑え家を出てきたというのに。肝心の彼はなかなか現れなかった。

🏢

…さーん!剣持さん!!

🏢

ほんっとうに!お待たせ致しました…!

息を切らしながら駆け寄り、必死に謝っている彼は、紛れもなく僕が待ち続けていた人物だった。

⚔️

……スーツ?仕事帰りですか。

🏢

急な仕事が入ってしまって…連絡もできず、申し訳ないです。

🏢

花火、8時からですよね…?少し露店を見て回りませんか、

奢らせてください、と眉を寄せて申し訳なさそうにはにかんだ顔が、あまりにも。

あまりにも、愛おしくて。 待ち時間なんてどうでも良くなってしまった。

⚔️

待ちくたびれましたよ。社長ともあろう人が遅刻なんて、やれやれ。

⚔️

奢りに決まってるでしょう、全く…はぁ

また、デタラメな言葉が口からこぼれ落ちる。本当はもう許しているというのに。

でも彼は、そんな僕の本心を見抜いてくれるのだ。

🏢

はは、厳しいですね…。

🏢

では行きましょうか、せっかく素敵なお召し物を着てきて下さってることですし。

⚔️

あっ…

急に手を繋がれて、人混みの中に引かれて行く。

早くなる鼓動に合わせて火照った頬が、紅い提灯に照らされて。 どうしようもなく、心が弾む。

🏢

私のために、着て下さったんですね。貴方の白い肌によく似合ってますよ、

⚔️

あ…ありがとうございます…。

僕の消え入りそうな言葉を聞いて、満足気に笑った彼はあたりの露店を見渡す。

🏢

剣持さん、りんご飴ですって。食べましょうよ

🏢

…?何か書いてありますね。

⚔️

本当だ。
「願いが叶うりんご飴」…?

⚔️

初めに願いを込めて、最後まで食べると願いが叶う…って。

🏢

面白そうじゃないですか!1つづつ買いませんか?

⚔️

こんなの子供だましでしょ。まぁ付き合ってあげてもいいです。

🏢

ふふ、ありがとうございます。

🏢

では大将、2ついただけますか?

店主から真っ赤にきらめくりんご飴を受け取った社長は、少年のように無邪気な表情をしている。

⚔️

花火までに食べ切れるかなこれ。

🏢

まぁ大丈夫でしょう。願い事、込めました?

⚔️

一応、ですけど。

🏢

何をお願いしたんですか?私は──

⚔️

そういうのは言わない方がいいんじゃないですか?

⚔️

まじないの類いだと思いますし。

🏢

それもそうですね。危なかった…

言えるわけが無いだろ。

社長に対して、素直になりたい。 なんて。 バカみたいな願い事。

🏢

あちらに射的がありますよ剣持さん!!

🏢

景品凄くないですか!?行きましょ行きましょ

⚔️

あーもう、どっちが歳上なんだか!

ガリッ、と大口でりんご飴を齧った。 甘くて固くて、ちょっとすっぱい。

僕のちっぽけな願いなんて吹っ飛ばしてしまうくらい、子供みたいにはしゃぐ社長が とても輝いて見えて。

⚔️

すきだなぁ。

🏢

…!

⚔️

えっ、あっ、ちがくて、いや、

え、なんで。

思ったことが、勝手に。

🏢

違うんですか?

🏢

素直になってくださったのではなく?

⚔️

あ、

ぐい、と手を引かれ、顔が近くなり、 自然と鼓動も早くなる。

🏢

剣持さん

⚔️

し、社長…

社長の視線に耐えきれず、持っていたりんご飴を落としてしまった。

社長の真剣な熱の篭った眼差しが、ぐにゃりと歪んだ気がした。

続き、書きます。 Rになりそうです。 よろしくお願いします。

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コメント

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ユーザー

え''好きすぎる!!続き待ってます(*^^*)

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