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大森元貴/Motoki Ohmori が配信を終了しました
どうゆうこと…??
「見せたくない」って、、 どの感情で…?
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涼ちゃんがそう口にしたから ネットを見ると
予想通り 仕事が早いJAM'Sが 切り抜きをあげて反響を呼んでるらしい。
"ミセスの若井 メンバーの大森に告白!?"
"もとぱが尊すぎる件について"
トレンドにそんな言葉が並んでいた
こんな時でも、僕からしたら願望だから 少し嬉しいと思ってしまう。
若井は…どう思ってるのかな
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あ、見てたの気づかれた。
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あ…
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期待した僕が悪かった
少しでも照れてたら 僕と同じ気持ちなのかなとか思えたのに
若井は… 僕からしたらドキドキするのに 充分すぎる言葉でも、 ネットが盛り上がる道具としてしか 思ってないのかな。
あの後はグダグダで
ネットが荒れてると嗅ぎつけた 週刊誌の記者やらが事務所に殺到したらしく
落ち着くまでは家で待機と指示が出され 僕たちメンバーは各々の家に帰った
大森宅
22:52
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身体的には特に疲れてないけど、
感情の振れ幅が大きくて 疲れてしまった僕はソファーに寝転んだ
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不在着信
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気づかなかった
今は声を聞きたくないと思いつつ 急用だと悪いからと思い 折り返しの電話をかけた。
プ.プ...プルルル…プツッ
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沈黙が続く
そこまで急用じゃないのが分かったから 早いとこ電話を済ませたくて
早くこの声から逃げたくて
何かあったの?って聞こうと思った時 若井から口を開いた
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ついさっき謝らないでって言った人が 自分から謝っていて 矛盾してしまってることに少し笑った
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謝られたら、 あの言葉を言わなきゃよかったって 言われてるみたいで…
だめだ、 これ以上話してると泣いてしまう。
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ツー…ツー…ツー
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通話
09:31
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ごめん、ごめんね。
好きになってごめん。
嬉しかったなんて思ってごめん。
だけど、もう少しだけ…
あと少しだけ時間を頂戴…
23:31
ピンポーン…ピンポーン…
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寝落ち…久しぶりにしたな、、
ピンポーン…ピンポーン…
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そういえば、 この前実家の犬に送るために おもちゃを買ったな、、
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泣き跡が残っているから、 少しだけ開けて荷物を受け取って それで終わりだと思ってた。
思ってたのに…
ガチャッ
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ギュッ…
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不審者もしくはファンだと思った
インターホンで確認しなかったのを 後悔した。
だけど、抱きしめてきたその服からは 知っている匂いがした。
毎日のように顔を合わせて
おはようって笑顔で言われたら 内心照れながらおはようって返す相手。
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俺が今、1番会いたくない相手。
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ツー…ツー…ツー…
若井宅
23:02
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通話
09:31
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そんなことが頭によぎった。
俺は元貴のことが好きだ
だけど同性だし、 同じバンドメンバーだしで
この気持ちは 墓場まで持っていこうと思っていた。
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行かないと。
気づけば俺は家を後にしていた。
23:27
はぁッ…、はぁ、、
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サッカーをしていた頃とは 見違えたように体力がなくなった
元貴の家は俺の家から徒歩30分
車でこればよかった…
そんなことを考えながら 俺はエレベーターに乗って 元貴の家の階を押した。
23:30
ピンポーン…ピンポーン…
俺は元貴の家の前に着くと、 躊躇いもなくチャイムを押した。
もし本当にお風呂だったら?
ほんとに何もなかったとしたら?
その時は理由をちゃんと話して 急に来たことを許してもらおう。
そしたらいつもみたいに 「しょうがないなぁ。」って 笑って許してくれると思うから。
ガチャッ
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元貴の目元に、泣き跡があるのを見た。
ギュッ…
気づいた瞬間、 何も言わずに抱きしめていた。
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元貴から突拍子もない声が聞こえた
多分俺だと気づいてないんだろう
無意識ながらに傷つけていたかもしれない ということに対して反省する。
毎日のように会って
おはようと笑顔で言ったら おはようって無愛想に、 でも嬉しそうに返してくれる相手。
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俺が今、1番会いたかった相手。
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若井は、、長年の付き合いからか 気づいてほしくないところにも 気づいてしまうから
僕は目を逸らしながら口を開いた。
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急に家に来るなんて、 今までは一度もなかったことだ。
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若井のその反省しているは、 怒られた子犬みたいで 少しだけ愛おしいと思ってしまった。
もうこの感情も捨てないといけないのに。
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いつもは連絡を1つ寄越してから来る 10年以上の仲なのに 律儀だなぁとは思っていたけど
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思わずドキッとした。
図星だったから。
そして、また俺は顔を見られると 嘘をついてるのがバレてしまうから 若井から顔を逸らして口を開く。
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グイッ
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顔、、近っ…//
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だって、、
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嫌われるから…
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心を読まれたかと思った
ほんとに、若井には隠せないな。
そう思った俺は全部話した。
若井のことが好きなこと。
ずっと前から好きなこと。
今回の騒ぎも別に嫌じゃなかったこと
なにより嫌だったのは、 若井が言ったことを後悔してたこと
最初は驚いた顔をした若井だったけど
その後は嫌な顔1つせず、 逆に安心したような顔でずっと聞いてくれた
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そう言った若井は 俺を優しく抱きしめてくれた
びっくりした俺は
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そう聞いてみた
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安心…?なんの?
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そんなことを クソ真面目な顔で言うもんだから 俺はびっくりして
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間抜けな声が出てしまった
Episode1.ずっと前から_ end.
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