ようやく仕事が終わり 伸びをする
視線を時計に移すと 午前二時を回っていた
すまいるはもう寝たかな…
酷いことを言ってしまったから 謝りたい
休みたいな
最近は忙しすぎて寝る時間以外は まともに休めていない
でも他のメンバーは いつも通りの様子
俺の手際が悪いのかな…?
ガチャ
すまいるがいない
寝てると思ったのに
…妙な胸騒ぎがする
まだ外にいるの?
こんな時間に?
どこへ?
早く気づけていたら…
ちゃんと訊いていれば…
今更になって後悔が込み上げてくる
慌てながらもスマホを取り出した
ブーッ ブーッ
俺は電源ボタンをつけ 内容を確認する
暗い顔をしてスマホを 覗き込むぶるーく
メッセージには どこ?起きてる?などと 心配の気持ちが送られてきた
言われてみればその通りだ
罪悪感はあったものの 俺の気持ちを知ってほしかった
俺は既読無視をした状態で スマホの通知を切って落とした
もう夜も遅く眠くなってきた
気づけばソファから体が離れている
ぶるーくにお姫様抱っこを されていたのだ
強い眠気のあまり今は照れたり 喜んだりする余裕はなかった
明日は楽しみだな
帰ったらきりやんは どんな反応してくれるのかな
心配?
それとも…嫌になってる?
ちょっと怖いな…
そんなことを考えながら 眠りについた
スマホを確認できる状態なんだ…
一旦はよかった
待っても待っても返事が来ない
数分
数十分
刻々と時間は過ぎていく
今見てるか気になって 再びメッセージを送ってみる
それから何分待っても 未読のままだった
いなくならないで
一緒にいてよ
すまいるも
同じだったんだ…
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