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高崎先生
伊藤 ナオト
高崎先生
はぁ、ほんとに静かにしてくれ
所々欠けていたり穴が空いている机
所謂ボロい机で俺は6限目
歴史の授業をガン無視しながらうつ伏せて眠っていた
それなのに、
高崎先生
高崎先生
伊藤 ナオト
この様だ。
そうして俺は渋々高崎の方向けた
高崎先生
髪はくすんだ緑、少し関西弁でメガネをかけている、肌は色白だ。
だが、今の甲崎は少し顔が赤くなっている
何に対して何を思っているのか
今年から高校3年になった俺でもまだ分からない
高崎先生
高崎先生
伊藤 ナオト
確かに、今の俺は物凄く目つきが悪かった
自分でもわかるくらいに。
でも、こんなクソつまんねぇ授業を
聞いてあげようとしてるだけ感謝しろ。
俺はそう思いながらこの一限をなんとかやり過ごした
高崎先生
クラスメイト
クラスメイト
伊藤 ナオト
やっと終わった
て言うか、こんなことする意味はあるのだろうか
こんなのまともに挨拶をしてるやつなんていないだろ
俺が心の中でポツ、と呟いた後
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
こいつは阜見ハルト、俺の幼馴染であり同級生だ
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
これは一見一緒に行こうのお誘いに見えるが
遠回しの一緒に帰ろうと同じ意味だ
実は俺たちは毎日一緒に帰っていて
何も言わなくても片方が下駄箱で待っている仲って感じだ
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
あんな奴、思い出させないでくれ
阜見 ハルト
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
こんな会話を毎日毎日同じようにしている
深い茶色の色をした床、それに比べて明るく少し黒いシミがある天井
カフェならではの優しくコーヒーの苦い匂いが俺の鼻を通る
およそ5名くらいの客がおり、楽しそうな音色の声が聞こえてくる
うん、見慣れた景色だ
伊藤 ナオト
阜見 ハルト
そう言ってハルトはレジに向かった
俺は視線をハルトから客がいる方へと向き直り先を探した
伊藤 ナオト
ちょうど窓際の席に2人席が空いていた
あそこを取るか
そう思いながら俺はそのテーブルへと足を運んだ
席についた俺は椅子に座りスマホをいじりながらハルトを待った
俺はショート動画に浸っていた
すると,俺の目に留まる広告を見つけた
伊藤 ナオト
思わずそう呟いてしまった
だが、これは仕方のないことだ
何故なら俺のスマホの画面には,
『バグ世界でミッション達成!人材募集中』
と言う子供騙しの様なふざけた内容の広告が表示されていた
伊藤 ナオト
俺はそう言いそろそろハルトも来るだろうとスマホを閉じた
その瞬間
???
伊藤 ナオト
俺の後ろからひょこっと出てきた細いが筋肉がありそうなソイツは
俺のさっきの言葉が気になってしまった様だ
???
伊藤 ナオト
そう言い男はハルトの席に腰を下ろした
???
ちょっと待ってくれ、意味がわからない
いきなり出てきて勝手に人の席に座って何かを考え込む奴
頭おかしいだろ
???
???
伊藤 ナオト
???
いやどしたじゃねぇよ
伊藤 ナオト
???
???
???
伊藤 ナオト
いや、質問したいこが今ので増えたな
クレア
伊藤 ナオト
こいつよろしくとか言ってるけど
今後よろしくする機会なんてあるのか?
こんな変質者と…
伊藤 ナオト
クレア
クレア
伊藤 ナオト
やっぱり変質者だ。通報だ通報
クレア
俺の心って誰でも読めたっけ?
クレア
クレア
伊藤 ナオト
あーわかったぞ
これなんかのドッキリ番組だろ
いやーなるほどね
じゃぁここは番組の取れ高的にも色々こいつに乗ってやるか
伊藤 ナオト
クレア
へぇ、なかなか面白い設定だな
て言うか,ハルトはじゃぁ勿論仕掛け人か
クレア
クレア
いや十分クレアもおかしいからな
クレア
クレア
伊藤 ナオト
クレア
クレア
クレア
伊藤 ナオト
クレア
またまたこれは細かい設定ですね
最近のドッキリ番組は進んでるな
伊藤 ナオト
クレア
クレア
伊藤 ナオト
どうせドッキリだから
興味なんて微塵もないけど
クレア
伊藤 ナオト
あ、やべ
当たり前のことすぎて口に出ていた
クレア
伊藤 ナオト
俺がその続きを言いかけた時
また後ろから声が聞こえた
阜見 ハルト
ハルトだ
でも今戻ってきても大丈夫なのか?
まだドッキリ進行中だろ
しかもちゃんと頼んでるし
伊藤 ナオト
うわなんて言おう
無理だ、俺にはこの状況をハルトに伝えれる自信がない
クレア
伊藤 ナオト
伊藤 ナオト
クレア
クレア
そう言いながらクレアは狂った様にメモの様なものを見始めた
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
完全にハルトは仕掛け人だと思ってたから…
……ん?
何かおかしくないか?
阜見 ハルト
ハルトは仕掛け人だろ?
んで…
クレア
ずっとメモを見ているクレアも仕掛け人だろ?
それじゃぁ互いに知ってるはずだろ
……なんで初めてあったかの様になってるんだ?
伊藤 ナオト
俺がそう混乱していると
ハルトが何処からか椅子を持ってきて座った
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
阜見 ハルト
え?ん?
阜見 ハルト
何言ってんだこいつ…
伊藤 ナオト
阜見 ハルト
…この様子じゃ本当に何も知らなそう…
阜見 ハルト
てことは…
クレア
クレア
阜見 ハルト
待ってくれ信じたくないぞ
伊藤 ナオト
クレア
阜見 ハルト
終わった
これガチなやつじゃん
でもだとしたら意味不明すぎるぞ
なんだよバグ世界って.
クレア
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
クレア
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
こいつ,なんもわかってないな
高校の生活、親にはなんて言うんだ?
クレア
伊藤 ナオト
そうだ,それを忘れてたな
例えこれが本当であってもなくても
やらない選択肢の方がいい
てことで俺は
伊藤 ナオト
クレア
俺とハルトはクレアの突然の大声に心も体も跳ねた
クレア
阜見 ハルト
クレア
その,報酬って?
俺はそう咄嗟に口に出していた
クレア
阜見 ハルト
そんなの、やらないに決まって…る…
やらないぞ…!……やらない
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
伊藤 ナオト
クレア
クレア
……どう言うことだよ
クレア
クレア
確かに、そう言われてみれば
知ってみたい気もしてきた
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
そうだよな、ハルトも参加するだ
大丈夫、俺は行ける
クレア
クレア
伊藤 ナオト
クレア
俺は本当にこの選択が正しいのか
俺にも分からないし他人にも分からないだろう
ただ、やらないで後悔はしたくない
俺は、ずっとそう生きてきた
阜見 ハルト
ハルトはそう言いながら俺の腕に巻きついてきた
伊藤 ナオト
阜見 ハルト
伊藤 ナオト
クレア
クレア
クレア
クレア
なんだか,緊張するな
阜見 ハルト
クレア
伊藤 ナオト
俺はまだこいつらのノリについていけないな
そうして俺たちはカフェを出て
クレアの言う基地へと向かった