ねぇ、母さん…僕のことどこに連れていくの…?
とっても…愉快なところよ…
ゆかい…?
それより母さん、強く握らないで…痛い…
仕方ないでしょ…
仕方…ない…?
多分…5年くらい前の話
あまり思い出したくないけど、 今を「僕」で過ごすから、思い出すんだろうな。
5年前、僕の兄は交通事故…いや、結局のところどうなのか…未だにわかっていないけど
僕の兄が死んだのは事実… 殺人であれ事故であれ、もうこの世に姿を見せることは二度とない
…という話は、聞いたことあるんじゃない?
その後の両親の喧嘩は酷かった…内容はよく分からなかったけど…
両親はその後離婚したんだけど…
僕は強制的に母さんの方に連れてかれたよ… 弁護士の人の意見も無視してね。
それからというもの…最初の方はあまり変わりなかった
人っていう生物はすぐ変わるものなのは理解してた…
でも怖かったかな… あの時の母さんは
大量に違法薬物積んできて、それを仲間と分け合ってたのは… 僕に無理強いしてきたしね…
うぅ…この話はここまでにしようか…
結局、この後母さんは殺された。 なんだか悪巧みしてたらしい
その後、僕は抜け出して父さんに引き取られた。
その後は…まぁ分かるでしょ。
でもどうしようが、しまいが過去は変わらない…
でも思い出したくないから、僕は自分で自分の「偽物」を演じることにした…
「偽物」…本来の「僕」じゃなくて、憧れてた兄の姿を再現するだけ…
…ありがとう、父さん… おかけで、「僕」…いや、「俺」として過ごせる
コメント
5件
湖葉音「僕は「俺」として生きるのがいいのかもね。演技をするのは得意だから、って思ってるよ。」
今回も神作だね!!!! めちゃくちゃ良かったよ〜!!!! 本当に母は面倒い存在だったねー… 前、日記で詳しい話は聞いたから 説明しなくても大丈夫!!!(?) 兄と言う憧れを演じてる…良いね☆ 凄くそれで良いと思うぜ!!!(?) 次回も楽しみに待ってるね!!!!