新　我ら二次メン！！

私は、もう

消えてしまうから。

次の瞬間、私は

何かが光ったのが分かった。

ゆっくりと体を移動させる。

そこには、白い光を放つ欠片があった。

私は、そっと白く光る欠片に触れた。

次の瞬間。

シュン………………………！！！！！

数年前。

この街が…

支配下に置かれていた頃。

支配下に置かれてからは、 私達の街は豹変してしまった。

街の人達の元気は次第に 失われていった。

支配者にとれた食料を渡すようになってから、

私達の生活はますます苦しくなっていった。

お母さん。

ここでよく遊んでいた子は？

わからないの。ごめんね。 でもいつでも笑顔をつくっていたら いいことあるわよ。きっと。

お母さん。あの人はどこへいったの？

…………わからない。 でも、笑顔よ！

お母さん、私の妹は何処へ行ったの？

…………

わからないの……。 笑顔………でいようね…。

お母さん。

周りの人は何処へ行ったの？

お母さん。

街の人は何処へ行ったの？

ねぇ

お母さん

お母さん。

お母さん……。

何処へ行ったの………？？

お母さん！！！！

お母さんー！！！！

お母さん！！！！！！…………。

お母さん…………

呼吸が乱れる。

欠片に触れた瞬間

私は全てを知った。

私のお母さんは、私が10にも満たない頃に 帰らぬ人となった。

お母さんは、どうして死んでしまったのか。

周りの人は何処へ行ってしまったのか。

全てが謎に包まれている。

召喚！魔法の箒！！

ヒュン。

エレキアタック！！！！

ビリッビリビリ………

ドカンドカンドカンドカンドカンドカン。

ヒーリングバリア！！！！

キュイーン………………！！！

弾幕発動！！！！

ブレイクサークル！！！

ヒュヒュヒュヒュン…………。

違う！！！！！！

私達は人の命を助けたい。

笑顔と希望に満ち溢れた皆が見たいから。

自分が得するために来たんじゃない。

笑顔を守るために来たんだ！！！！！

元気をもらえるんだよ。

笑顔は、人を元気にしてくれる 魔法なんだよ！！！

笑顔は…………元気にしてくれる 魔法……。

私は強く決意した。