‐ 通学路 ‐
光
梛央
振り返れば,やっぱり光( こう )がいた。
服の袖を軽くまくり,くしゃっと笑っている。
太陽みたいに明るくて,誰にも優しい。
梛央
光
梛央
光
何がもったいないんだ、と言い返そうとしてやめる。
何を言っても無駄だ。
光はどこまでもマイペースで梛央( なお )の言葉を 右から左へと流していく。
梛央
光
梛央
光
梛央の足が止まる。
梛央
光
梛央
光
光は柔らかく笑う。
梛央は思わず言葉を飲み込んだ。
前を向いて,また歩き出す。
光の足音が,隣でぴたりと重なった。
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
BL書いていきます。 初作品?なので暖かい目で見てください。
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