意外と踊れることがわかって 結構楽しい時間を過ごした
そのまま帰るのかと思ったら ショウタロウさんとソンチャンさんは ふたりで帰って
僕は必然的にウンソクさんとふたり
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウンソク
ウォンビン
普通に家に来るだけだと思ってたから なんかびっくり
ウンソク
ウォンビン
でもウンソクさんの服は着たいかも……
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
下着はどうするんだろ 流石に聞きにくい
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
そんなわけでウンソクさんちでシャワー
まさかの展開に震える いや、別に何があるわけでもない 友達ん家でシャワー借りるだけ
そう、友達 友達になれたと思っていいのかな……
それにしても ウンソクさんがいつも使ってるシャワー 同じシャンプー、ボディソープ
ああああ……感動 息ができなくなるくらい
シャンプーもボディソープもいい匂い 同じ匂いって幸せだ
でもこんなこと友達なら思わない ていうか僕の友達のとこ こういういい香りのやつじゃないもんな もっと安心するフツーの香り
なんか急に現実を見させられた気になる ああ、やっぱり彼女がいる人は違う
そっか、そうだよなぁ ひとりで浮かれてたけど 友達、だし
シャワーを止めて大きく息をつく マイナス思考にならないと 体が反応しちゃいそう
大体の場所は把握しつつ まだ出してなかったタオル類 何故か出ていて 僕が脱いだ服も全部なくなってた
すぐそばにある洗濯機が回ってる
タオルも服も下着も全部ウンソクさんの き……着てもいいんでしょうか
タオルもいい匂い 髪を拭きながら、映し出される大きな鏡
ドライヤーもよさげなもの そこここに感じる生活感とオシャレさ 一人暮らしだからか ……誰かの、趣味か
ウォンビン
ウンソクさんはキッチンでご飯作ってた
ウンソク
ウンソクさんはパンツを指さして言う
ウォンビン
ウンソク
うわあああ…… なんですかこのイケメンなんですか…… シャワー使わせてる間に 軽くご飯まで用意してくれるとかすごすぎ
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ま、座って、と促され キッチンのテーブルにつく
僕もウンソクさんが言うように チャーハンくらいは作れるけど こんなふうに想定外の対応はできない
事前にちゃんと来てくれるか確認して 食材準備して時間も確保してって 計画立ててからじゃないと 実行に移せないのに
これは女がほっとかないな 顔やスタイルだけで十分素敵なのに 中身までかっこいいとか……
ウォンビン
料理もうまいとか……
ウンソク
ほっぺにいっぱい頬張って モグモグしてるウンソクさんは可愛い 食べながらふと香る ウンソクさんの服の匂いに
すごく、すごくドキドキして
思わずため息が出る
ウンソク
ウォンビン
僕の言葉にウンソクさんは笑って
ウンソク
ウンソク
その笑顔と 優しい言葉に
僕はやっぱり ウンソクさんのことが好きだと 改めて思ってしまった