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ーprologー
L_🌸
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目が覚めるとここは、1945年の日本だった 。
溶けそうに暑い夏だった 。
悪夢のような世界で、俺は初めての恋をした 。
L_🌸
S_🍵
L_🌸
S_🍵
強くて優しい瞳のあなたに、 死を覚悟したあなたに、
_全身全霊をかけて、精一杯の恋をした 。
L_🌸
L_🌸
生まれて初めて俺が愛した人は、特攻隊員だった 。
大きな愛を胸に秘めた、優しくて強い、あたたかな人 。 俺の大切な人 。
彼は、俺と出会ったときには、もうすでに死を覚悟していた 。
S_🍵
L_🌸
揺るぎない瞳で、そんな悲しいことを言った 。
「行かないで」 と泣いてすがる俺を、彼はただ静かな眼差しで包み込むだけで… 。
そしてある夏の日、怖いくらいきれいに晴れた青空の向こうへ、 1点の小さな光となって消えていった 。
…ねぇ、須智 。 俺の声が聞こえますか 。 あなたは今、どこにいるの ?
そこは、痛みも苦しみも悲しみもない、穏やかな場所ですか ?
風に吹かれる花びらのように儚く散ってしまったあなたが、 せめて今は、優しい夢の中で、安らかに眠っていることを祈ります_ 。
ー主な登場人物ー
L_🌸
S_🍵
H_🎮
I_📢
K_🦈
M_👑
「桜が咲き誇るあの丘で、あいつらとまた出会えたら 。」 連載開始_
※この作品は、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」 を元ネタとして作っています 。 コメ欄ではメンバー本人の名前を出すことはお控え下さい 。 この作品では🍵×🌸の表現があります 。 地雷の方はご注意下さい 。 御本人様に関係はございません 。