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肌寒い夜空の下、僕はなぜか厚着もせずに1人でベランダにいた
別に何かを考えているとかそんなのではなく、ただ、今日は夜に雪が降るらしいからそれをみたいと思っただけだ
だけれど、空からは雪が降る気配もなく、ただ凍えるような風が時折僕の横を通り抜けていくだけだった
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なんて1人で呟いてみる
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後ろから声をかけられて少しびくりと体が反応した
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シャークんは当たり前かの如く、僕の横へと並んできた 別にいいのだけれど
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そう嘘をついてシャークんの隣から離れようとした
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シャークんの含みがある言葉に思わず足が止まる
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あのバカップル、というのはきっとなかむときんさんのことだろう
僕はまた外へと体を向けた
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シャークんはまた外へと視線を向けた
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まぁ、この様子じゃ降らないだろうけれど
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少し積もる?なんでそんなことがわかるんだろうか
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そんなに顔に出ていただろうか
shk
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すごいな、そんなことがすぐにわかっちゃうだなんて
まるで、彼みたいだ
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話すこともなく、口を閉じ、空を見る
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白い雪が空から降ってくる
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いつの間にか、空は雲が多くあった
空の色をそのまま写したように黒い雲
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僕はそう小さく呟いた
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シャークんもそう呟いた
その時、強い風が吹いた
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風によって僕たちの方向に雪が吹き、顔にあたる
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僕とシャークんは急いで部屋の中に入った
部屋の中は暖かく、先ほどいた場所とは真逆と言っていいほど過ごしやすかった
先ほどまでの寒さによって手足は悴んでしまっている
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ふと、周りを見ると僕とシャークん以外がいないことに気づいた
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僕とシャークんは首を捻った
すると、廊下から足音が聞こえた
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扉が音を立てて開く
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扉を開けたのはきりやんだった
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きりやんは深いため息をつく
僕は少々の罪悪感を感じたが、みていないふりをした
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2人がそんな話をしていると、玄関の方から鍵が開く音が聞こえた
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リビングの扉が開く
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2人は恋人繋ぎで帰ってきた
当たり前だろう、もうこの2人は恋人なのだから
そんなことを頭の片隅で思うが僕の心には焦りと動揺が募る
僕は、今ここに居てはいけない
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僕は足早にリビングから出た
部屋について、扉に鍵を閉める
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何をそんなに焦っているんだ
もう、受け入れないといけないのに
そう、理解しているはずなのに 僕の体は思い通りに動かない
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好きなんだよ
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外には冷たい雪が降っていた
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