ある中学校で恐ろしい出来事がありました。
ある日の土曜日、私は数人の友達と校庭で遊んでいました。
そこに、仲良しのユリナがニコニコしながらやって来ました。
ユリナ
そう言うと、ユリナは自慢げにバックから真っ赤なケータイを出しました。
友達
それを見て、私たちはハッと息をのみました。
友達
ユリナ
アイコ
私は「ウラミサン」の噂を話しはじめました。
アイコ
ユリナ
アイコ
そう言って私は、自分の黄色いケータイを見せました。
友達
友達。
と言って、他の子が見せたケータイも、赤はひとつもありませんでした。
ユリナ
そう言ってユリナは笑い飛ばすと、みんなとアドレス交換をしました。
その帰り道のことです。私とユリナは家が近くなので、一緒でした。ちょうど2人で歩道橋をのぼっているとユリナのケータイにメールが届きました。
ユリナ
ユリナがワクワクしながらアドレスを見ると、見覚えのないものでした。
ユリナ
と、ユリナがメールを覗き込んだその時です。突然、私の目の前からユリナの姿が消えました。
ドスッ!ドスッ!ドッスーン!
コンクリートに何かを叩きつけるような鈍い音がしたかと思うと、ユリナが下の歩道に倒れていました。ケータイに夢中になるあまり、階段から足を踏み外したのでした。ユリナは転落して、亡くなってしまいました……。
いたましいその事故現場には、ユリナの真っ赤なケータイが転がっていたのが忘れられません。
そして画面中にぎっしりと、こう書かれていたのです。
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