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取調官
ほら言え!やったんだろ?
宮森佳菜子(924番)
私は何も知りません…!
取調官
そんなはずはない!
宮森佳菜子(924番)
ウゥ…
私の体に電流が走る。
取調官
どうだ?言わなきゃこうだぞ?
宮森佳菜子(924番)
だから知らないんです!
私は宮森佳菜子。 普通の女子高生…のはずだった。
私は今、国立エイジ記念刑務所で 取り調べを受けている。
全く身に覚えのない 「都立高校強盗殺人事件」のことで。
確かに、近所の高校ではあったが。
取調官
はぁ、時間か。明日も覚悟しておけ。
取調官
岡本!連れて行け。
岡本圭人
はい!
取調官
131番たちのところに入れておけ。
岡本圭人
でもあそこは…
取調官
だからなんだ?こうやって頑なに認めない奴はこうでもしないと分からないんだ。
岡本圭人
分かりました。
岡本圭人
今日からここが君の家だよ。
伊野尾慧(622番)
えっ!?新入り?
髙木雄也(326番)
しかも女子じゃん!
岡本圭人
ほら、騒がない。
岡本圭人
今日からここに入る924番。
岡本圭人
じゃあ、問題起こさないで。
そう言って看守の岡本さん?は出ていく。
薮宏太(131番)
ここへようこそ。
薮宏太(131番)
俺は薮宏太。狼一族の一人息子。
髙木雄也(326番)
俺は髙木雄也。由緒あるヴァンパイア一族の末裔。
伊野尾慧(622番)
俺伊野尾慧!江戸時代から生きてる妖狐です!
八乙女光(1202番)
俺は八乙女光。魔法使いです!
有岡大貴(415番)
俺は有岡大貴!あ、俺はフツーの人間ね。
宮森佳菜子(924番)
宮森佳菜子…普通の女子高生です…
髙木雄也(326番)
えっマジ!?JK!?
宮森佳菜子(924番)
ところで、皆さん人間じゃないんですか?
薮宏太(131番)
まあ、それでここにいるようなもんだからね〜。
宮森佳菜子(924番)
えっ?どういうことですか?
薮宏太(131番)
知らない?俺たち、御伽原影路博士によってこの世に召喚されたり、その子孫だったり。
薮宏太(131番)
そういった生き物たちはここに収監されることになってるんだ。
宮森佳菜子(924番)
あっ、博士のことは授業で習いました。
宮森佳菜子(924番)
でも、そんなことになってるとは…
伊野尾慧(622番)
てか、佳菜子ちゃんはなんでここに?
宮森佳菜子(924番)
八乙女光(1202番)
あっ、言いたくないよね。伊野尾ちゃんがごめんね。
山田涼介
どう?新入りの様子は?
岡本圭人
924番のことですか?
山田涼介
そう。てか俺、資料見てないんだけど。
岡本圭人
あっ、えっと…
岡本圭人
宮森佳菜子
17歳
容疑は否認
17歳
容疑は否認
山田涼介
自白までかかりそうか?
岡本圭人
分からないです。
岡本圭人
というか、本当にやったんですかね?
知念侑李
圭人、分かってる?
知念侑李
ここでは開所以来750年間冤罪0だよ?
岡本圭人
それって揉み消してるだけじゃないんですか?
山田涼介
いいか?初めての担当だからって思い入れがあるのは分かる。だけどそれがここの慣例ってものなんだよ。
岡本圭人
だったら…、
岡本圭人
ごめんなさい、言葉にできないし、ちょっと頭冷やしてきます。
中島裕翔
圭人?
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