独房の様な 場所で 、 目が醒める 。
知らぬ天井と 、 無造作に置かれた 布団 。
自分も 頭上から 鳴り響く 、 電子がかった 声が 気持ち悪い 。
おはヨう 。 眼ハ 覚めタ ?
掃き溜めから適当に 拾ってきた様な 音質で 、 声は語りかける 。
その声が向ける対象が 自分なのか 自分以外なのか わかりはしない 。
… ふフ 、 理解が 追いツイて いないかな ?
私達のことを 何処かで確実に 見ているとわかる言葉を 残す 。
相変わらず 声は 、 持ち主を特定できる様な 情報を 落とさぬままに 。
… まア いいャ 。 起きた人かラ その 部屋から 出ておいデ 。
彼 、 もしくは 彼女が 【 部屋 】 からでるように 促す 。
部屋というよりは 、【 罪人 】 を 捕らえる 独房にしか 思えはしないが 。
廊下を たドッ て 、 「 エントランス 」 まで おいデ 。
その言葉が 終わると同時に 、 カチャリと 扉の 鍵が開く音がする 。
外は夜なのだろうか 、 月明かりが 鉄格子の隙間を潜り抜け 、 差し込んでくる 。
アは 、 ご対面 でキるの を 、 楽しみニ しているヨ 。
ぞろぞろと 人が集まってくる。
やはり 自分以外にも 沢山人がいるようだ 。 … 20人 は 楽に超えているか 。
先ほどの 鼻を棒で括った様な 音質の 声の持ち主が 、 陽気な笑顔と声で 姿を表す 。
しかし 、 【 久しぶり 】 とは 何だろうか 。 この中に 、 知り合いでもいるのだろうか 。
立ち振る舞いが 凛としている 女性が 甲高く 声を上げる 。
そうやって 手を腰に当てて 、 勝ち誇ったかの様な 笑みを浮かべる 。
だが 、 その彼の 言う “ 殆どの子 ” は 誰として 名乗りを上げなかった 。
わざとらし “ すぎる ” 泣き真似を 、 鼻まで啜って 再現する 。
そんなことを している間に 、 大きな傷をもった1人が 彼に強い口調で 問いかける 。
わざとらしい喋り方 。
確かに わざとらしくはあるが 、 この彼女から 感じる怒りはなんだろうか
そういうと 彼、もしくは彼女は 浮立つ様な足取りで 部屋を出て行った 。
コメント
5件
今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! 最初の謎の声での音声… まぁ…多分、アナウンスかな? これも多分だけど自分の正体が 誰か分からない様にしてるんだろうねー… あー…大人数なのは分かってたけど… 絶対に名前が覚えきれないし おりーぶっちが大変だ… 無理せず自分のペースが一番だからね?! (↑???)ってかウチの子の目が オッドアイじゃない感があるって事は… 次回も楽しみに待ってるね!!!!
とてもおもしろかったです! 人数が多すぎておんぷさんが心配だぁ…
…35名……膨大な人数ですね…💦 浪漫溢れてとっても素敵です! 皆様 お久しぶりのご対面 ここから全員の関係性がどう変わるのかがとても楽しみです!