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葵の身体を包む光が、 まるで雷のように周囲へと弾け飛んだ
葵
自分の内側から湧き上がる圧倒的な力に、葵自身が驚いていた。
身体が軽く、視界が鮮明に広がる。
まるで世界がスローモーションのように見えるほどだった。
鬼の王
鬼の王は険しい表情を浮かべたが すぐにニヤリと不敵な笑みを見せた。
鬼の王
鬼の王が手を振るうと、 闇の中から無数の鬼が現れた。
その中には、 見覚えのある顔もーーー かつて、人間だった者たち。
葵
葵の拳が震える。
「鬼」として生まれ変わってしまった彼らも、もとは人間だった。
そのことが、葵の胸を締め付けた。
鬼の王
鬼の王が挑発するように言う。
葵
葵は、静かに呼吸を整えた。
そしてーー 次の瞬間、彼女の刃が光を放った。
ーーーヒュンッ！！！
一瞬で、鬼の群れの間を駆け抜ける。
鬼の王
鬼たちは、 その場に立ち尽くしていた。
次の瞬間ーーー
鬼
彼らの身体が、 光の刃によって弾け飛ぶように 浄化されていく。
葵
葵は自分の剣を見つめた。
それは、ただの日輪刀ではなかった。
刃全体がまるで光そのもののように 輝き、鬼を斬るたびに浄化の波動が 広がっていた。
鬼の王
鬼の王がゆっくりと拍手した。
鬼の王
葵は、力強く前を見据える。
葵
鬼の王
鬼の王が、圧倒的な闇の力を放つ。 それは、まるで空間を飲み込むような 巨大な闇の渦だった。
鬼の王
葵は深く息を吸い込む。 そして、覚悟を決めた。
葵
光と闇が、 激しくぶつかり合うーー！！！
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