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夜月を連れて
教室に入ると
皆が羨ましそうな目で見てくる。
夜月張本人なんて
「我が下僕達よ。」
とかなんちゃら言ってるし。
「長島、ありがとうな!」
「いえいえ~!」
先生に言われてテレる私。
あ。
あれだよ?
先生が好きだから照れるとか
じゃなくて!
誰でも誉められると嬉しいでしょ?
そういう感じ!!
「貴様…
何を一人で頷いているんだ?
まさか…っ
漆黒の龍(闇の遣い魔)と
交信しているな!?」
「はぁ?
そんな訳ないでしょ?」
私が先生のことについて力説したら
夜月がそういってくる。
本当に意味わかんない。
一年生の頃は凄く良い人だったのに…
私と夜月は
去年(中一の時)、
初めてクラスが一緒になった。
私のところの中学校は
小中一貫校で
小学校のメンバーが
そのまま中学校に
持ち上がる。
だから、一年生でクラスが一緒に
なるっていうのは
結構珍しい。
だけど、夜月とは
初めてクラスが一緒になった、
ということを感じさせない
まるで
昔からの幼なじみかのように
仲良くなっていった。
そう思っていたのは
私だけかもしれないけど。
一年生の頃の夜月は
凄く優しくて
友達思いで
頭がよくて
スポーツもできて
と。
完璧な少年だった
私が泣いていると
そっと励ましてくれる。
そんな人だった。
私はそんな夜月が大好きだったのに
夜月は、二年生になって
突然性格が変わってしまった。
「厨二病」
っていうやつだ。
私は夜月の性格を変えてしまった、
厨二病が大嫌い。
闇とか漆黒とか言ってる
夜月も嫌い。
ねぇ、早くもとの夜月に戻ってよ。!
.+:。次へ続く 。:+.