コメント
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ふー。マジで吹雪くん抱き合うってなんなん? そして吹雪くんのあれはもう告白だろッ((殴 本当に大好きです。毎度毎度神作をありがとうございます!!!
吹雪と若の絡み好きなんですよね))吹雪スパダリすぎてリアコ多そうですな( ˇωˇ ) 今回の話も好きです!! 頑張って下さい!!
あぁ……吹雪もうイケメンすぎる……すき……
変態
変態
変態
変態
変態
吹雪
後ろから声がした。吹雪殿の声だ。
まさか起きるなんて、思っても見なかった。
焦りと緊張で頭が混乱している。考えがまとまらない。
黙りこくっていたら吹雪殿は私の肩にそっと手を置き
吹雪
そう問いかけてきた。
時行
わざと突っぱねるような言い方をした。
本当はこんな言い方をしたくないけれど、想い人に泣き顔を見られるのはもっと嫌だ。
吹雪
吹雪殿は何も言わない。だが、肩に乗せてある手は一向に退く気配がなかった。
もうこのまま部屋を飛び出してしまおうか。
いや、駄目だ。今の状況で逃げてしまったら尚更怪しい。
それならこのまま黙っていたほうが得策なのか…?
そう考えていると、肩に置かれた手にグッと力がこもる。
時行
急に引っ張られたことで体勢を崩してしまい、雪崩のような勢いで吹雪殿の膝の上に倒れ込む。
混乱している私を尻目に、吹雪殿は私の頬を両手で覆い無理矢理上を向かせた。
吹雪
そう笑いながら告げる吹雪殿。
時行
私は涙を見られまいと袖で目を擦った。
吹雪
片方の手首を掴まれた。
顔を見られたくなくてもう片方の手を使い袖で顔を覆う。
吹雪
時行
歯切れの悪い返事をする。
少しの沈黙が流れた。
吹雪殿の様子が気になり、おずおずと袖から顔を出すと、吹雪殿と目があった。
月明かりの逆光により表情はうまく読み取れない。
だが、優しく光る青水晶色の瞳がとても美しかった。
その瞳に見惚れていたら、吹雪殿が急に
吹雪
と声をあげ、両手を私の背中へ回し、抱き抱えるような体制のまま寝転がる。
吹雪殿は私の肩に顔を乗せ、耳元で囁くように言った。
吹雪
寝起きだからだろうか。
そういう声は呂律が回っておらず、幼子のような印象を与えた。
だが、そう断言する声に私は酷く安心した
時行
吹雪
時行
聞いてしまった。
聞くつもりも、必要もなかったのに。
吹雪
優しい口調だったが、芯の通った声でそう言った。
そして私の頭をまるで大切なものを扱うかのように撫でた。
吹雪
撫でられる度に、山のように積もっていた不安がどんどん崩れていく。
私は吹雪を抱きしめ言った。
時行
吹雪
時行
吹雪
安心すると、だんだんと眠くなってきた。
吹雪もどうやら限界のようで、うとうとし始めている。
時行
吹雪
私たちは抱き合ったまま眠りについた。
変態
変態
変態
変態