コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
桜が咲き、春が始まる。
幼稚園、小学、中学、高校での入学式。
人生で1度きりのその年の入学式
新しい1年を迎える日に、私は…
人生最後にたどり着こうとしてた
瑠萎
瑠萎
瑠萎
何を思ったんだろう…
こうやって、独り言をつぶやき、 空を見上げて、目を瞑る
後は、飛び降りるために、 柵から身体を乗り出して ギリギリの所で立つ
瑠萎
飛び降りると同時に、 嫌な思い出の出来事が沢山 思い出す
良い出来事なんて全く無かった…
でも…
もう一度、やり直せるなら…
“あの頃に…”
遡ること、13年前の出来事
瑠萎はまだ4歳の時だった
家族からの虐待を受け、 愛情の無いまま育ち 心が無い、人形のような姿
言われたことも、出来ず、 何が良くて何が悪いのかも分からず ただ、親のサンドバッグとして されてきた瑠萎。
それから数年が経ち、 るいは10歳になる
瑠萎
瑠萎
瑠萎
瑠萎
(学校の用意をして、 親に行ってきますと一言伝え 街中を歩く)
瑠萎
とぼとぼと歩く中、途中のベンチに座る
瑠萎
瑠萎
瑠萎
瑠萎
ベンチに座り込んだまま数分間
行く宛てもなく ただ、歩き始める
公園にやって来て、 ランドセルを隠す
瑠萎
人目に付かないところに行き 丸まって眠る
その時
足音が聞こえてくる
瑠萎は足音に気付き、目を開けて 顔を上げる
おじさん
おじさん
瑠萎
おじさん
言われた通り、 知らない男性に近づき
その場から離れる
おじさん
おじさん
瑠萎
おじさん
おじさん
瑠萎
おじさん
瑠萎
おじさん
瑠萎
おじさん
瑠萎
おじさん
おじさん
瑠萎
おじさん
おじさん
おじさん
瑠萎
男の人の手を握り、一緒に 別の公園へ向かう
一緒に来た公園には 確かに、多くの遊具もあったが
何より1番に目に入るのは 花壇の花が手入れされていて 沢山の花が咲いている事だった
瑠萎
おじさん
瑠萎
瑠萎
おじさん
瑠萎
おじさん
男の人は歩き疲れたのか、 近くのベンチに座る
おじさん
おじさん
瑠萎
おじさん
男の人は、瑠萎にそう言い 自分の膝の上に来るよう ポンポンと膝を叩く
瑠萎は少し首を傾げて近寄る
すると、男の人は瑠萎を抱っこして 対面で膝に座らせる
瑠萎
瑠萎は男の人の顔を見る
男の人はニコニコしながら瑠萎の腰に 触れる
おじさん