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菊本利奈
西野遥日
西野遥日
西野遥日
1ミリの感謝も伝わってこないお礼を受けとって、私もおもむろに腰をあげる
視線の先にあった時計を見て、声をあげそうになった
菊本利奈
焦る私とは反対に、西野くんはスマホをながめて呑気にしてる
菊本利奈
菊本利奈
西野遥日
西野遥日
菊本利奈
菊本利奈
菊本利奈
西野遥日
西野遥日
菊本利奈
西野遥日
菊本利奈
軽く睨んで見せると、西野くんは意地悪く笑った
西野遥日
西野遥日
その声に、始業のチャイムが重なった
菊本利奈
菊本利奈
教室まで、一目散、振り返らずに走った
菊本利奈
菊本利奈
菊本利奈
菊本利奈
菊本利奈
菊本利奈
西野くんに解かれそうになった制服のリボンを、ぎゅっと握る
菊本利奈
菊本利奈
菊本利奈
言い聞かせる
菊本利奈
菊本利奈
菊本利奈
その強い意志が、まさか、数時間後にあっけなく崩さることになるなんて、その時は思いもしなかった──────