主
主
主
"元貴、?"
元貴
今1番聞きたくない声が聞こえた
顔を上げるとそこにはやはり、 若井滉斗がいた。
滉斗
元貴
自分でも分かるくらい 下手くそな笑みを浮かべて見せた。
そうでもしないと目の前にいる 大好きな人に抱きついてしまう。
早くどこか行ってほしい。 放っといてほしい。
そんな薄汚れた想いは 純粋な想いに勝てるわけもなかった
滉斗
元貴
"大事な人"
そんな言葉僕には勿体ない。
若井があげていい言葉じゃない。
滉斗
元貴
言えない。それは。どうしても。
滉斗
元貴
滉斗
元貴
即答で違う。とは言えなかった。
半分合ってて半分間違ってるくらい。
元貴
元貴
滉斗
元貴
…そんな目で見ないでほしい。 その綺麗な瞳に、汚い俺を映さないで。
ギュッ…
滉斗
元貴
いつの間にか僕は若井に抱きついてた
本望といえば本望だし、 瞳の中の僕を見たくなかったのもある。
若井は戸惑いながらも、 僕の背中に手を伸ばしてくれた。
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
"隠したのは別に嫌われたくないからじゃない" "嘘じゃないよ"
滉斗
元貴
ここまでバレてたら隠す意味もなくなってきた。
正直に言おう。
元貴
滉斗
若井はどう思っているんだろう。 メンバーの、幼なじみが同性愛者で、 自分も同性だという事実に対して 何を思っているんだろう
滉斗
元貴
滉斗
元貴
気づいてないのか。 そりゃそうか。 僕が言葉にしていないんだ。
言った方がいいのか、 言わない方がいいのか、
"行ったり来たりの思いも"
"まとまりきらない愛も"
伝わらずに、 "悲惨に沈むなら…"
滉斗
涼架
滉斗
涼架
滉斗
涼架
滉斗
"行方不明?"
元貴
今頃みんな心配してるだろうな、
まさか誰もここにいるとは思わないだろうし
元貴
"寒いの?笑"
元貴
6年前
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
無断で仕事場にも行かず、 連絡にも出ていないのに まだ世界からいなくなる勇気はないから 家に戻ろうと思った。
その時だった。
ガチャッ
元貴
滉斗
元貴
まさか。
ヒントもなにもなしでここにいるのが 分かったとでも言うのか
ありえない…
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
そう、俺は離れるって決めた。
若井から。 一刻も早く離れないといけないから
滉斗
元貴
元貴
元貴
滉斗
元貴
滉斗
滉斗
元貴
滉斗
滉斗
滉斗
滉斗
元貴
元貴
滉斗
元貴
滉斗
滉斗
元貴
あぁ、だめだ。
これ以上は隠せない。
元貴
俺は全部を話した。
若井がずっと好きなこと 同性愛で悩んでたこと 若井から離れようとしたこと
全部全部。
若井は最初驚いた顔をしたけど、 嫌な顔は一切せずに最後まで聞いてくれた
一通り話し終わった僕に対して若井は 話してくれてありがとう。とだけ言って 僕を包み込むように抱きしめてくれた
彼女と別れて間もない頃とは違って 身体はいつかの時のように ガタイのいい頼もしい身体に戻っていた
元貴
やっとのことで口に出した言葉に対して若井は
滉斗
と返してきた
少し照れくさくなって 若井の胸に顔を埋めていると 若井が耳赤、笑っと笑ってきた
それに対してもまた照れてしまって しばらく動けなかった
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
今言わないと これからずっと言えない気がする
不意にそう思って
元貴
と口に出した
滉斗
ハグをしながらだから 顔と顔が至近距離で少し照れくさいけど
ずっと言えていなかった、 あの2文字を口にした。
元貴
あぁ、、やっと言えた。
これでいい。 気持ちが伝わったならそれでもう充分。 それ以上は何もいらなかった
滉斗
少し沈黙が流れたあと若井が口を開いた
滉斗
元貴
あまりにも予想外なことを言ってくるから 思わずは?と言ってしまった
そのすきの意味が恋愛とは限らないのに 何故かその時の僕は 恋愛の意味でのすきだと確信してた
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
約10年間の片思いだが急に実ったのだから そりゃ信じられないに決まっている
滉斗
信じてもらえないのが不服なのか 拗ねたような声を出してから 若井は僕に対して顔を更に近づけた
チュッ
元貴
滉斗
いきなりのことすぎて頭が追いつかない
今キスされた、、?
滉斗
元貴
滉斗
急にしてきた本人は笑ってるけど 僕にとっては大事件
元貴
滉斗
滉斗
元貴
ほんとにこの若井って奴はずるい。
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
"嘘じゃないよ。"
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主の独り言です ⚠️主の意見⚠️
主
元貴
滉斗
涼架
主
主
主
主
主
主
元貴
涼架
滉斗
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
聞いて頂きありがとうございました!
多分、所々意味不明なことを 述べてると思います!!
ごめんなさい😖
少しでも心に刺さったなら嬉しいです!!
また次回をお楽しみに!
私はこれからも
皆さんに作品を届けに行きます☘️*゜
コメント
80件
本当に泣いてしまった。 女友達が恋愛的に好きになってしまって、同性愛が認められているなら告りたいよ。 でもバカにされて。辛かったけども、このお話に出会えてよかった。
あはーん丁度嘘じゃないよ聞いてたから最高だわ
最近嘘じゃないよ1日に5回くらい聞いてるから嬉しい