小学生時代
ないこ
ないこ
俺は昔から虐められていた
イジメッコ
イジメッコ
ないこ
俺は気持ち悪い人間だ
いや、俺は悪魔で普通の人間だ
ないこ
確かに祓い屋だし、ほかの家庭とは違うかもしれない
お祓い棒を持っていたり、巫女服を着ていたり
でも、そんなにおかしいことだろうか
ないこ
イジメッコ
イジメッコ
皆が普通の家庭を築けているのは、普通の子供として生きていけるのは
俺達のおかげでしょ?
皆を襲う前に俺達が幽霊退治をして
皆の暮らしに支障がないように…
俺達が頑張っているのに…
イジメッコ
『化け物じゃんw』
そんな言葉俺にとっては
君たちの方がお似合いだと思うけど
中学生時代
ないこ
イジメッコ
ないこ
イジメッコ
ないこ
イジメッコ
ないこ
イジメッコ
イジメッコ
イジメッコ
俺はただのおもちゃ
自分の努力なんて分かってもらえない
話したって気持ち悪がられるだけ
だから、周りから距離をとったのに
イジメッコ
イジメッコ
それでも、駄目だった
ないこ
だから
俺は
もう
何も望まない
自分の気持ちは心のドアにぐっとしまいこんで
親にも友達にも自分の気持ちは話さない
全部
全部
しまいこんだら
生意気じゃなくなったら
俺は助かるんでしょ…?
『辞めて…グスッ』
お前生意気だよな
『辞めて…よぉ…ポロポロ』
気持ち悪いんだよ
『ぁ…う"ッ』
この化け物!
『ッ…!!』
お前はおもちゃ
お祓い棒を持てば生意気
おもちゃは逆らえない
俺と言う人間は化け物
コメント
2件
今回のお話も最高すぎます!