ほむら
さんど。
初めて君を見た時。
「綺麗」という言葉が脳裏に浮かんだ。
さんど。
緑色のサラサラした髪。 濃すぎず綺麗な橙色の目。 彼の全てが美しく見えた。
さんど。
ほむら
正面から見るとより一層綺麗で言葉が出てこなかった。
さんど。
ほむら
さんど。
その日俺は、さんどに恋をした。
そこから俺は毎日屋上に行った。
さんどと一緒にいてわかったことがある。
一つは教室に行かずずっと屋上や保健室にいることが多い事だ。
さんどは1年の時から教室に馴染めず虐められていた。
そしてそれがトラウマで人が多い場所が苦手になったという。
そして二つ目はそんなトラウマの中俺と一緒にいることだ
俺が尋ねるとさんどは──。
さんど。
さんど。
って言って恥ずかしそうに顔を隠したんだ。
絶対守らないとって思ったな。
だから俺はそこからもっとさんどのことが知りたいと思った。
でも、ある日俺がいつも通り屋上に行った。
さんど。
ほむら
ぜある
ゆん
ほむら
そこには全く知らない男女がいた。
さんど。
さんど。
さんどのその言葉で俺は言葉を失った。
友達?さんどに?
そんなの…あるはずがない…だって、さんどは俺と一緒に…。
さんど。
ほむら
さんど。
さんど。
あぁ、狡い
その顔は俺が一番苦手な顔だ。
そんな顔をされたら俺は許してしまう。
さんどはそれを知っている。
本当に、狡い人だ。
さんど。
ほむら
ぜある
ゆん
さんど。
さんど。
さんど。
ほむら
キラキラとしたその目。
その日、俺は誓った。
あぁ、この人は“俺たち”がいないと生きていけないんだ。
だったら…死ぬまでずっと居てやる。
ほむら
さんど。
絶対に離さない。
俺の、大事な大事な人。
コメント
2件
ちょっとヤンデレっぽい?大好きです!