それから数日後、元貴くんから本当にDMが届いた。
最初は信じられなくて、スクショを取る手が震えたけど、何通かやり取りするうちに、少しずつ“彼”が人間っぽく見えてきた。
そして、次のライブ当日。 なんとバックステージに呼ばれるという、夢みたいな展開が待っていた。 案内された楽屋には、元貴くんと、見覚えのあるふたりの姿。
滉斗
にこにこ笑顔で話しかけてくれたのは、若井滉斗
涼架
冗談っぽく言ったのは、藤澤涼架だった
〇〇
慌てて否定していると、元貴くんがソファから立ち上がった。
元貴
〇〇
元貴
わたしのすぐ横まで来て、顔を覗き込むようにして、ぐいっと手首を掴んだ。
元貴
元貴
耳元に落とされたその声が、震えるほど冷たくて甘かった。
元貴
そのまま見つめられて、なにも言い返せなかった。 若井も藤澤も、ちょっと苦笑いしながら視線をそらしてる。
滉斗
涼架
なんて、軽くフォローしてくれるけど、心臓はドキドキして、言葉が出てこなかった
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