「愛媛」に呼ばれたんだ
呼ばれたら、勝手に足が動いて
何も見えないまま 走り出した
周りの景色も全部真っ白で でも所々黒に染まっていて
あ に れ
テ ポー‥
ふと気がつくと 城が見えた
「これはー…」
桜集神城だ
なんで、分かったのか 分からないけれど
「うち」はそんなの気にせず 一目散に走る
まるで人生の大きな分かれ道に 進むようだ
豪華なシャンデリアが うちを迎え入れる
シャンデリアが衝動で 大きく揺れた
少しばかり先を行くと 白い景色がうちを迎えた
そんなの気にしない いや…気にせない
白く綺麗な床に 灰色の足跡が多数できた
一つの木造のドアの前で やっとうちの足は止まった
「ここを開けろって事…?」
うちにはそう解釈する事しか 出来なかった
ここに行くだけの為に うちは走って来たのだから…?
『三-井*あ:み=#』
ガチャッ
人生の扉がそっと開いた…
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