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俺さ、お前のことーー
これは、2人の慣れない恋物語。
今、始まるーー。
今日は4月7日
兵庫県尼崎市
『月忍学園』の入学式。
新しい1年生がたくさん入学してくる。
そして俺も、その新入生の1人。
俺の名前は、久々知兵助
新しく始まる高校生活に心躍らせている。
平助
1年A組のところに名前があった。
平助
平助
昇降口
平助
平助
俺は靴を履き替え、自分のクラスへと向かう。
平助
平助
俺は教室へ入る。
かなりの生徒が既にクラスに集まっていた
俺は自分の席へと向かう。
平助
俺は席に座って荷物を整理する。
平助
勘右衛門
平助
その子は気持ちよさそうに寝ていた。
平助
俺もその子と同じように顔を横向きにして机に伏せてみた。
するとーー
勘右衛門
急にその子は目を開けた。
平助
バチッと目が合った。
平助
ドクッ…
平助
勘右衛門
勘右衛門
勘右衛門
平助
勘右衛門
勘右衛門
勘右衛門
平助
勘右衛門
平助
『可愛い』
その言葉は俺の心に深く刺さった。
平助
勘右衛門
勘右衛門
勘右衛門
優しい笑顔で、そう言ってくれた。
平助
平助
勘右衛門
勘右衛門
嘘だ。
やることなんて本当は無い。
ただ…彼から少し離れたかっただけ。
あのまま話していては…
俺がおかしくなってしまいそうだったから
あの優しい声…
そしてーー
『可愛い』
その言葉は俺の心にずっとへばりついたままだった。
平助
平助
平助
平助
平助
『恋』なんてするはずがーー
勘右衛門
入学して早々これはなんなんだ…
平助と目が合った瞬間、
『可愛い』
という言葉が頭に浮かんできて…
勘右衛門
勘右衛門
勘右衛門
あんなにストレートに可愛いって言っちゃったし…
勘右衛門
勘右衛門
勘右衛門
今はまだよく分からないけど…
いずれこの気持ちの正体がわかる日が来てくれるだろう。
そう信じて、俺は新しい学校生活に 臨んだ。
続く