ばどをコンちゃんの元に預けた俺は自身の部屋に一度休憩として戻ってきた
らっだぁ
部屋に入った途端俺は寝転がり改めて今日今現在何が起こったのかや処理したことを整理した
整理をして一番解決しないといけない問題を解決していない事に気が付いた
らっだぁ
俺は重い体を起こし、あの時の言葉の有言実行をするために部屋を後にした
猿山家
それは代々"男の純血"が跡取りになる
そう言う決まりの一族だ
しかし俺の母は自分が支配する事に 重きを置いていた
父と結婚し元々は父を支配し思い通りに 国を動かし支配を企んでいたらしい
けれどそう簡単には行かなかった
父はとても優秀で入る隙が無かった
だから母は俺を産んで幼い俺を支配した
俺はそのおかげで10歳になる前まで 倫理という常識を教えられず 言われるがまま命令をこなしていた
ばどに出会い少しずつ倫理や道徳を教えてもらったが、俺の性格の基盤は10歳までに形成された物だったので少し壊れた怖いもの知らずの九尾になってしまった
らっだぁ
俺を産んでくれた事に感謝はしている
しかし
それだけだ
自分からこの本館にあるあの人の部屋に尋ねるのは何年ぶりだろうかなどと思いながら部屋にノックを入れた
母上
その声を聞いて俺はゆっくりとドアを開け仕事をしている彼女の元に向かって足を進めた
母上
彼女は俺が訪問するのを予想していたのか驚きはしておらず資料を片手に俺に声をかけてきた
そんな静止は俺には響かないので彼女の言葉を無視して前に進む
母上
いつもは従順な俺が、止まらないのは流石に予想外だったらしく今度は先程よりも圧をかけて言ってきた
らっだぁ
彼女の圧や鞭は今でも少し苦手ではあるがその言葉を聞く義理はもう無い
らっだぁ
母上
母上
彼女の声色は焦っていないように見えたが目は俺に恐怖している事を訴えており笑が溢れそうになった
らっだぁ
らっだぁ
母上
らっだぁ
彼女の手が俺の頬を触った瞬間我慢できず俺たち九尾の核である___を俺の力で握りつぶした
少し漏れる嗚咽まじりの声が何よりも愉快で仕方なかった
らっだぁ
思った以上に呆気なく死んでしまった彼女に蹴りを入れて汚れてしまった腕を彼女の服で拭ってその場を後にした
汚い返り血がついた服を変えようと思い自室にやってくるとしにがみを案内し終えたのかぺんちゃんが座敷に座って待っていた
ぺいんと
らっだぁ
何も言わずに立ち上がり俺の方に歩いてくる彼に声を掛けるがそれは意味をなさなかった
ぎゅ
らっだぁ
血はまだ付いたばかりで乾いていなかったので今抱きつかれたらアイツの穢れた血で汚れてしまう
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
らっだぁ
体を離した彼の服には予想通り血が付いてしまったので撫でてお風呂に向かった
らっだぁ
服を一番初めに洗い俺とぺんちゃんはお風呂を入った
らっだぁ
らっだぁ
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
俺が目覚めてから彼は敬語で喋らない努力をしてくれているようで先程から治している様子が見受けられた
らっだぁ
ぺいんと
ぺんちゃんは視線を落としたと思って見つめているとうなじが真っ赤になっている事に気が付いた
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
もしかしてかと思ったがやはり思った通り照れているようで俺はその様子を見て片手で口を押さえ必死にニヤける顔を彼から隠した
お風呂を上がり俺は彼の長い髪の毛を乾かす手伝いをしていた
らっだぁ
らっだぁ
前回は断られてしまったがやはりこの量を一人で乾かすのは時間がかかってしまうと思った俺はもう一度提案をしてみた
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
髪の毛を乾かす手を止めて胡座(あぐら)の上に座っている彼に尋ねるとやはり聞き間違えなどではなく小さく頷いていた
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
まっすぐな目で頼まれてしまった俺はハサミ取りに一度脱衣所を後にした
ぺいんと
らっだぁ
戻ってくるとぺんちゃんは半乾きの髪の毛をいつも通り綺麗に三つ編みで編んで待っていた
らっだぁ
ぺいんと
正直アイツを殺した時よりも緊張で手が汗ばむのを感じる
らっだぁ
自分にそう言い聞かせて三つ編みの根本の部分をバッサリ切った
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
コメント
9件
ハッピーエンド!!!!!パァァァァありがとうございます。
らだぁ...毒親に対しての仕打ちだからこそあんなんだけど!ぺんちゃんに対しては緊張してたりでぺんちゃんも照れてたりで最高です!!
え、あ、ぺんさん可愛い💞敬語直そうとしてるの尊~!らだに甘えてるのやばい、すきだわ、らだになら髪の毛切ってもらってもいいんだね!可愛いね!! 最高すぎるぅ👍🏻 ̖́-