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優希
夜の誰も居ない談話室で静かに優希の声が響いた
紅丸
優希
紅丸
実際に優希が封印に気づき解いた時に現れた建造物がこの零寮なのは誰しもが知っている事だった この時お互いに読書をしていたため 紅丸は何故いきなりこんな質問をするのかが分からなかった
優希
紅丸
優希
紅丸
紅丸は確かに不思議に思った 何故かと言うとメインロードには銅像が壊された跡が無いのだ つまり 零寮には唯一 銅像が無いことになる
紅丸
紅丸
優希
この時もうお互いに読書なんてしていなかった お互いに何故零寮の銅像がないのに零寮は設立当初からあったとされるのかについての持論を述べていた
紅丸
優希
零寮
それはナイトレイブンカレッジ設立当初にはあったとされる寮
【神聖な精神】
【自由の精神】
この2つを象徴とした寮であり
神族 つまり神が配属されることが多い寮とされている
実際 零寮に所属しているメンバーをまとめると
寮長 灰原優希(神族) 副寮長 司馬紅丸(神族) 寮生 天野江宝華(神族) 常闇像影(神族) 灰原裕香(神族) 雨村羅夢(神族) 四季秋花(神族)
大まかな括りで言えば零寮の寮生は全員神族なのである
紅丸
優希
紅丸
優希
紅丸
優希
紅丸
優希
優希
【初代寮長】
ズエロ・ニアンテ
彼は入学当初からその寮の長に着いていたという話です
かつての零寮は完璧な実力主義者の世界 今の私達のような皆が納得したら寮長というスタンスではなく より強い相手を倒し実力が1番上の者が寮長だったようですね
その玉座に3年間座り続けたのがズエロ・ニアンテという人物だそうです
その実力は計り知れません 文献によれば彼は古代魔法や 禁術や闇魔法まで習得していたという記述があります 本当かどうかは定かではありませんが
優希
紅丸
紅丸
優希
優希
紅丸
優希
夜の光に照らされた部屋は暗く 人の気配もない中2人は窓から空を眺めた
優希
紅丸
こうして2人の神は眠りにつくために自室に戻ったのであった