主
主
主
結局殺ってしまった
感情が昂ぶっていたせいなのか
単純にその感情のコントロールができなかったせいか
本当にやってはいけないことをやってしまった
その後、俺は自分で通報し、警察署に行ったが正当防衛とのこと
まず、相手が違反に当たる長さのナイフを持っていた為
そして、それを使って攻撃し、反撃された後亡くなった為らしい
やっぱり体力と力の差はあったと思う
どちらも、俺が上であった自信はあるし
勝てるという目星もなく切り掛かってきたのは、相手だ
黒さん
黒さん
当分は家から出られないだろうし、罪悪感に押し潰されるだろう
黒さん
桃さん(黒)
桃さん(黒)
桃さん
桃さん(黒)
桃さん
桃さん(黒)
桃さん(黒)
桃さん
桃さん(黒)
桃さん
桃さん(黒)
桃さん
桃さん(黒)
桃さん
桃さん
桃さん(黒)
桃さん
俺は元々、嫌味とかじゃないけど普通の人とは違う家で育った
代々続く、内藤家の長男として
内藤家は、ある会社の社長だった
先代である叔父の努力もあってか、会社はぐんぐん成長していった
しかし、その成長に嫉妬し、妬む人も多くいた
その1人が、俺を殺した犯人
もっと言えば、その犯人の父
でもその時、俺達には関係ないと思っていた
桃さん
桃父
父の笑った顔が大好きだった
そのために、勉学もスポーツも人一倍頑張った
桃父
桃さん
当時の生きがいはこれだった
父に認められて、褒めてもらいたかった
桃さん
桃父
明らかに動揺している、ということはまだ続いているのか
桃さん
諦めの悪いやつだな、、、
嫌がらせじゃなくて、その分努力すれば良いのに
お手伝いさん
「余計なことを言うな」といいたげなお手伝いさん
父と息子の関係である俺が父のことを心配して、何が悪い
そう思いながらも口に出さない
そんなと言ったらこの家からも出されてしまう
そんな、いつもより少し頼りない父上を見送り、自分の部屋に戻る
あんなことが起こるなんて思いもせずに
桃さん
桃さん
桃さん
桃さん
お手伝いさん
お手伝いさん
桃さん
ばんっ(ドア)
桃さん
弱々しく横たわっている父
桃父
桃父
桃さん
桃さん
桃父
桃さん
桃父
桃父
腕を広げて痛々しい傷を見せる
包帯を巻いているが、血が滲みている
相当深い傷のようだ
桃さん
桃父
がはは、と笑う父
自分の性格が、どこから来ているのか分かった
桃父
そんなはずないだろ
桃さん
思っていることと口から出る事は違う
今身をもって実感した
次の日、本当に回復した父を見て絶叫してしまったのはここだけの話
桃さん
桃さん
桃父
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