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わんく 桃黒 ヘラ系桃 メモ 大人組黒愛/桃 青/黒メリバ
木曜、いや金曜になった深い夜 横には編集中の恋人が居る 何時も以上に可愛い ふわふわのハーフアップをしているのだが それにすら気を割けぬ自分が居た
ないこ
普段の自分なら出来た筈 今は少しだけ状況が違かった
度重なる疲労による 神経の衰弱 自己肯定感の喪失 おまけに最近は連日残業三昧の日々だ 恋人も忙しそうにしている
何気ない行動が億劫で 周りの所為で出来なくなった物が 尚も精神を衰弱させる 自分を鋭い闇が蝕んでいた
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
彼側の横にあったソファに呼ばれる 何だか心配そうな表情だ
ないこ
立とうとしたその時だった
何だか足が動かない 無理に動かそうとしても動かなくて ほんの少し身体が浮いた後 そのまま力無くぺたり、と座り込む
何だか思考が落ち着いてくれない ずっと騒がしく渦巻いている それが怖いと錯覚している気はするのだが 冷静な頭に体は置いて行かれた様だ 指は小刻みに震えている 少しだけ呼吸もし辛かった
悠佑
それを見た彼は 向かい合わせになる様に座った
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
子供を甘やかす様に 頭を優しく撫でてくれる 温かい温度 少しだけ涙が溢れそうだ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
溢れる透明な心 一回こぼしてしまえば 頑張って堪えていた悪い感情が わっと流れ出してくる
ないこ
悠佑
恋人が抱き締めてくれる あったかいな、なんて 本当に単純な感情が隙間を拭う 大きな傷をゆっくりと 愛が塞いてくれる気がした
ないこ
悠佑
ないこ
弱音を吐くのは久しぶりだ 自分で引き受けた所以 意地を張っていないといけない それが余計に辛かった
悠佑
ないこ
悠佑
嗚咽を洩らす背中を撫で 抱き締めてくれる 自分よりも小さな背中 なのに今はずっと頼れる優しさがある
ないこ
彼の腕に縋る 何か解決出来る様な気がして 好きな人に助けて欲しくて
悠佑
ないこ
悠佑
自分の事だけを 考えていてくれている 何だかそれが嬉しくなってしまう
わざわざ迷惑をかけたかった 訳では無い でも結果そうなった事が 嬉しくて大好きで愛おしい
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
その後に聞いた事 ちゃんと御休みは取れたらしい 何と無い休日になりそうだ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
少しだけ話を続けながら 両者共片付けを始めている 双方すぐ終わりに出来たのは 終わりにする事を 切り出せなかったからだった
二人ベットの海にゆっくりと沈む ふわふわとした感覚が何だか 子供の頃に戻ったみたいだった
ないこ
悠佑
この人の一番でいたい 愛されて考えられていたい だから この人にしか頼れないし 信じられないし、愛せない そんな歪に育った独占欲が きゅうと満たされる
ないこ
悠佑
おやすみ、僕の神様
この時間だけは 俺の事だけ見ていて そして触れていて欲しい そんな天ノ弱な心