/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
？？
…さま
ハナビシ
…
？？
…お嬢様
ハナビシ
……
？？
ハナビシお嬢様！
ハナビシ
！？んん？
？？
おはよう御座います。
よく眠れましたか？
よく眠れましたか？
ハナビシ
…え、うわぁぁぁっ！！
だ、誰！？なんで！？
だ、誰！？なんで！？
？？
あら、失礼いたしました。
レノ
ワタシは今日から1週間、
ハナビシお嬢様に仕えさせて
いただく、お世話アンドロイド
「レノ」と申します。
ハナビシお嬢様に仕えさせて
いただく、お世話アンドロイド
「レノ」と申します。
レノ
よろしくお願いいたします。
ハナビシ
お世話アンドロイド…
そ、そうなのね…
そ、そうなのね…
レノ
早速ですが、今日は予定があります。
ハナビシ
え？何の？
レノ
・お父様との談話
・書類整理
・パーティーへの参加
です。
・書類整理
・パーティーへの参加
です。
ハナビシ
そんなに…
レノ
お嬢様は国の為になるお方です。
完璧な方として立ち振る舞ってください。
完璧な方として立ち振る舞ってください。
ハナビシ
…国の為なんて
レノ
10時にお父様がお庭にいらっしゃるそうです。まず着替えを済ませましょう。
ハナビシ
分かった…
ハナビシ
（お父様…会いたくないわ…）
ハナビシ
今日はいい天気ね。
レノ
はい。そうですね。
ハナビシ
（本当にアンドロイドじゃない…）
ハナビシ
あ、
父
…おぉハナビシ、待っていたよ
ハナビシ
お父様…
お待たせしました
お待たせしました
父
いやいいんだよ
あぁ、それの使い心地はどうだ？
あぁ、それの使い心地はどうだ？
ハナビシ
それ？…レノですか？
父
そうだ。最新の技術が使われていて、かなり会話ができるみたいだ。
ハナビシ
そうなんですか…
すごいですね。
すごいですね。
ハナビシ
（"それ"って…まるで意思を持たない
物みたいに…）
物みたいに…）
ハナビシ
（でもこういう人なのよね、私の父親は。娘のことも道具としか思ってない。今更悲しむことではないけど)
父
さて、本題に入ろう。
ハナビシ、本当にありがとう。
さすが私の娘だ。
ハナビシ、本当にありがとう。
さすが私の娘だ。
父
これで隣国とも
円満な関係を築けそうだ。
円満な関係を築けそうだ。
ハナビシ
それは、よかったです。
父
お前がいなくなった後のことは
心配するな。お前の兄がお前の分も頑張るさ。
心配するな。お前の兄がお前の分も頑張るさ。
ハナビシ
（お兄様…もう2年会ってないわ）
ハナビシ
（その頃から私はこうなる事が
決まっていたのね）
決まっていたのね）
父
まったく…隣国のお嬢さんには
困ったもんだ…
困ったもんだ…
ハナビシ
…はい。
父
そうだ、
私は今日から忙しくなるんだ。
私は今日から忙しくなるんだ。
父
だから最期までお前の側に
いられないんだ。許してくれ。
いられないんだ。許してくれ。
ハナビシ
…わかりました。
ハナビシ
（慣れているわ、もういいわ。）
父
それじゃあ、もう行くよ。
愛しているよ、ハナビシ。
愛しているよ、ハナビシ。
ハナビシ
はい。ありがとうございました。
…
…
ハナビシ
ふぅ、ようやく行ったわ。
あのクソ父親。
あのクソ父親。
レノ
お嬢様、口に出ていますよ。
ハナビシ
もういいのよ、分かっていたんだもの
娘の死に目になんか絶対来ないって
娘の死に目になんか絶対来ないって
ハナビシ
はぁ…どうして私は生まれたのかしら
ハナビシ
どうして、こうなったのかしら。
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
