笑顔が多いキミ

第2話。

「正直な気持ちを…」

※本人にはなんにも関係ありません

でも、俺だけ見てるだけってのもな〜…

俺が出来るって事を見せてやんないと〜

ボワッ

俺が液体をこぼしたのと同時に

液体から火が燃え上がった

またそれと同時にゆあんくんの

腕が俺の体に巻き付いてきた

ｶﾗﾝｯｶﾗﾝｯ、

ゆあんくんが無言で水道に向かった

手の甲を水に当てていた

キーンコーンカーンコーン

彼は何か緊張しているのか

大きく息を吐いた

バーン（ドアが開く音

ばたんっ

俺の前には右手の甲が赤い

とても痛そうな

手。

ゆあんくんと居るのはとても楽しい

ゆあんくんは笑顔も多い

でも、俺にはヒロくんが合っている

気がする。

でもなんだか…

迷ってる自分がいる

正直いうと、ゆあんくんとの方が

笑顔が多かった気がする

だから、

俺は…

ゆあんくんを包み込む

痛いなんて簡単に安心させられる

ゆあんくんにとって

最高な相手になりたい。

キーンコーンカーンコーン

じゃあ、今ならチャンス…

時間がなくなる前に

放課後

あ、でもこれって浮気ｯ…？

俺は彼氏が居ながらも親友に告白

されてしまった

だから、今はｯ

ゆあんくんに負けた

まあ、いいか…。

うりさんに幸せになってもらえれば…

うりさんが断ったのは

ゆあんくんがいるからだと信じたい

俺が嫌いだからとは思っていてほしくない

今、ここでは

うりさんに笑顔でいないと

俺もうりさんも悲しくなる

ｶﾞｻｯ

また次回！

予告