青
溺れた。油断していた、。 天気雨の日にこうなるなんて、仕込んだのはあいつしかいない。 体を浮かせるため手足をばたばたと必死に動かすけど、逆効果。 からだは一向に沈んでいく。
何か叫んで助けて貰いたかったけど、水が口の中に入るだけ。
桃
遠くから、ぼんやりと聞こえる声。 もう幻覚なのか、本当の声なのか分からない。本当なら、いいのにな。
青
目の前には、あいつがいた。
狐
青
狐
意識が遠のいていく。 何か近くで大きな音がしたような気がした。あと、それを聞いて狐が舌打ちした気もした…。
青
狐
主でーす
主でーす
主でーす
青
主でーす
青
主でーす
青
主でーす
青
主でーす
主でーす