大切な人 / 橙黄
グロ注意
死ネタ注意
長くなったメンゴ(リアルに300タップくらいある笑)
僕の大切な人、
いっぱいいる
まま
ぱぱ
お姉ちゃん
弟
おじいちゃんやおばあちゃんだって、
好きな人が出来たこともある
でも大切な人のほとんどが
この世にはもういない
僕はこの城に住む者。
×× 黄だ。
城には、僕の他に
執事やメイドなど使用人しか住んでいない。
母親をなくし、父親まで他界した僕に残ったのはこの城と大量の金だけ。
家族を亡くし、6年ほど。
今では高校生をやっている
学校では、中学と同様生徒会に続けてはいり、
生粋の真面目くんとして生きている。
そんな僕に、友達は少なく
友達と言っても、少し喋れるだけ
時にはお金目的も寄ってくるが、
この無駄に大量の金が少しでも減るなら、騙されてやってもいい。
そんな僕にも今は
“好きな人”
がいる。
こんな僕にも優しく、みんなと同じように接してくれる
いつも影だけで終わっていた恋愛も、今回は…
橙
黄
黄
橙
いつも喋れる人ができた
笑って話せる友達ができた
かっこいい好きな人ができた
でも…
僕は“大切な人”をつくってはいけないんだ。
橙
黄
黄
橙
生徒会が毎日ある訳じゃないのに、一緒に帰ったことは1度もない。
橙
黄
黄
黄
遠ざかるよう匂わせたり
つきたくもない嘘をついて。
こうなった理由…
僕の過去、家族を失った時の記憶
その日の夕方、僕だけ塾で家にいなかった。
塾の帰り、満点のテストを握りしめて
褒めてもらおうと呑気なことを考えて歩いていた
家に着いて、ドアを開けると
ただならぬ悪臭が僕の鼻を襲った。
珍しく料理でも失敗したのかな、なんて考えながらリビングへ向かう。
黄
BOSS
血まみれのお父さんとお母さんの胸ぐらを掴んで、
こちらに嫌な笑みを向けている知らないおじさんが家にいた
黄
BOSS
BOSS
カタカタと震える僕を無視して、そいつは淡々と話始めた
BOSS
黄
BOSS
BOSS
幼いながらに、この話を断ったらどうなるかを察知していた
BOSS
BOSS
黄
床に転がっている姉と弟を足で突く
血が出ていないから気絶しているだけ、?
BOSS
BOSS
BOSS
黄
黄
BOSS
その日から僕は地獄を生きているようだった
組織に入って1ヶ月程は、スパルタに鍛え上げられる
そして、身についた技術で
人を殺す。
これが仕事内容だ
仕事ができるようになって、殺す相手がスマートフォンに指示される
ほとんどの指名相手が、
僕の身近な人だった
親戚は勿論、好きな人や親友
全て、自分の手で殺めてきた。
そんな生活をして、2年ほど
僕は誰とも関わらなくなった
“関われなくなった”
好きな人を避ける気分はとても辛いものだった
だからいつも、好きにならなかったら良かったと後悔する。
抑えれば抑えるほど、溢れてくる好きの気持ち
橙
黄
橙
黄
橙
黄
橙
橙
黄
橙
橙
黄
黄
橙
黄
橙
橙
橙
橙
黄
橙
黄
橙
溢れてくる、もう抑えられない
橙
黄
黄
橙
黄
橙
黄
黄
橙
黄
ぶーー、ぶーー、
スマホの通知音、誰からのものか分かっていたから
スマホをとる手が“あの日”のように震えていた
[×× 橙を殺せ]
やっぱりボスからの通知
少し遅かったか…
付き合わなければいいだなんて浅はかな考えボスがする訳ないよね。
姉弟と、橙くん
僕はどちらをとれば…
身動きが取れず、泣くことしか出来ない
困惑したような目でみる橙くんを僕は直視できない
中々決断出来ない僕に、ボスから追加でメッセージが送られてきた
[私のすぐ側にお前の姉弟はいるぞ、命令に逆らうとどうなるか、分かるな?]
黄
ごめんなさい橙くん
姉弟の為にどれほど犠牲にしてきたか
もう僕は
引き返せない
橙くんに、そっと口付けをし
ナイフで胸を突き破った
目を見開く橙くんがもうぼやけて見えない
絶望しちゃうかな
姉弟の為に大切な人さえ犠牲にしてしまう僕に
6年も顔を見ていない姉弟にここまで費やしてしまう僕に。
橙
黄
どうして、
どうしてあなたはそんなに悲しそうな顔ができるの
黄
橙
橙
橙
好きになってしまって、
好きを認めてしまった僕は罪を
一生掛けて償わなくては、
橙
橙
黄
微笑んだまま動かなくなった君を抱きしめ、胸を刺した
これでトドメを、
この人生にトドメを。
END
グロではないのか?
ごめん笑
コメント
2件
最高すぎた… ! !